ペットロスで心にぽっかりと穴が開いた夫婦を救ったミックス犬。虹の橋を渡った後も

今回ご紹介する飼い主さんご夫婦は、11年間共に過ごした愛犬を亡くし、心にぽっかりと穴が開いたような日々を過ごしていたそんな時、一匹の子犬と出会います…

知人から譲り受けた一匹の可愛い子犬

勤めている会社の先輩の繋がりで、子犬の飼い主を探していると相談を受けた飼い主さんはそのコと会ってみることに。

その子犬はお母さんがダルメシアン、お父さんがダルメシアンのミックス犬。
白黒の斑模様の可愛い姿を想像し、飼い主さん夫婦は子犬を見に行ってみることに決めました。

会いに行ってみると、飼い主さんの奥さんは、ある子犬の想像以上に可愛らしい姿に一目ぼれ。

その子は、何匹かいる子犬の中では少し臆病で、白黒の体の模様がとってもかわいい、ぬいぐるみのような子犬だったそうです。

飼い主さんご夫婦は、その子犬を家族に迎え入れることを、その場で即決しました。

それが、ダルくんでした。

こうして、ダルくんと飼い主さんご夫婦の新しい生活がスタートしました。

ダルくんは自慢の愛犬

ダルくんがお家に来てからというもの、
ダルくんとの毎日のお散歩が日課になった飼い主さん。

お散歩中、飼い主さんの隣を悠々と歩き
白黒の綺麗な模様をしたダルくんは、行きかう人の目を惹き、飼い主さんの自慢の愛犬となりました。

『カッコイイ犬ですね！！』

そんなふうに声をかけられることもしばしば。

「そんな時は、飼い主としてちょっと誇らしい気分になりました。」

飼い主さんは嬉しそうに、ダルくんとの想い出を語ってくれました。

自慢の愛犬とのお別れ…

毎日お散歩をしたり、
一緒にお出かけをしたり、ご飯を食べたり…と楽しい時間を飼い主さんと共に過ごし、
気が付けばダルくんは12歳になっていました。

「12歳になった8月の下旬、やっと朝晩が涼しくなりだし、今年の夏も乗り切れそうだと思った矢先、ダルは突然食欲が無くなってきました。」

ダルくんを心配して、病院に診察に連れて行った飼い主さん。
病院での診察の結果、ダルくんの体は「がん」に侵されていることが発覚しました。

それからというもの、飼い主さんご夫婦は懸命にダルくんを看病しました。

「今までのように、一緒にお出かけしよう…！」

「良くなったら、たくさん美味しいもの食べさせてあげるね…！」

声をかけながら、ダルくんにつききりで寄り添いました。

しかし、がんの発覚から1カ月が経ったころ、ダルくんは眠るように虹の橋を渡っていったのでした。

「あまりにも突然の出来事で、妻は現実がなかなか受け入れられない様子でした」

ダルが家に帰ってきてくれたら…

ダルくんが亡くなってからというもの、
飼い主さんご夫婦は現実を受け入れられず、悲しむ毎日…。

「また新しい犬を迎えようかとも考えたのですが、私たち夫婦ももう還暦が近くなり、この先体力的に新しい命を迎え入れるのはどうなんだろう、と、二の足を踏んでいました。」

そんな時、テレビで「オーダーメイドのぬいぐるみ」を紹介している番組を目にしたという飼い主さん。

ペットのぬいぐるみをオーダーメイドで制作している映像を観て、

「こんな風に、家の中にダルのぬいぐるみが居たら…」

そう思ったそうです。

そこで、飼い主さんは早速、ネットでオーダーメイドのぬいぐるみを注文できるところを探し始めました。そして、見つけたのが「PECO Hug(ペコハグ)」でした。
早速、飼い主さんはダルくんぬいぐるみの制作をPECO Hugに依頼しました。

おかえり、ダル…！！！

飼い主さんがぬいぐるみを依頼したは10月。

「妻には内緒で、サプライズのクリスマスプレゼントにするつもりでした」

ところが…
オーダーメイドのぬいぐるみのため、制作に時間がかかり、クリスマスの時期に間に合わないとの連絡が…。

「納期が延びるメールが来た時はちょっとガッカリしました。
でも、ダルの体の模様は複雑で手間が掛かっているのかなと思いました。」

クリスマスのプレゼントには間に合わなかったものの、奥さんのお誕生日には無事間に合い、いよいよ、奥さんがぬいぐるみとご対面！

「届いたダンボール箱の送り主の名で、妻は何となく察したみたいです。

箱から出して梱包を解き終わった時、ぬいぐるみがあまりにもそっくりだったので、『うわぁ ダルが帰ってきた～～』と、涙ながらに喜んでいました。 」

届いてからしばらくはリビングでダルくんぬいぐるみと過ごしていたという飼い主さん。

「そのリアルさに、初めて見た息子や従妹は『うわっダルがなんで居るん？！』と思わず叫んでしまったようです。
それに味を占めた妻は、それからは玄関にダルを飾り、訪ねてくる人みんなをビックリさせています。
みんな『本物のワンちゃんかと思った』と、言っています。」

「いまは、可愛い小屋のようなものを買って飾りたいと2人で話しています。 」

家族に迎え入れられたダルくんぬいぐるみは、
生前と変わらない、飼い主さん自慢の姿でお客様を出迎え、皆を笑顔にしてくれています。

ダルくんは、今でも飼い主さんの自慢の愛犬です。

ぬいぐるみのサイズは、種類や体重などによっても変わりますが、30~45cmほどです。飾るだけでなく、ぎゅっと抱きしめることもできます。
ダルくんのように、記念日や行事で、家族やペットを飼っている知人へのプレゼントとしても喜ばれています。
制作には「約4ヶ月」の制作期間がかかるため、ご依頼は余裕をもって行っていただくことをお勧めしております。
愛犬・愛猫のオーダーメイドぬいぐるみは大切な記憶を思い出すきっかけになったり、寂しいときは抱きしめて可愛がることもできます。遠く離れてしまっても、いつでも一緒にいるような気持ちになれますね。