【獣医師監修】犬にパンを与えていい? 犬にパンを与える際の注意点について
飼い主がパンを食べていると、犬がすっとそばに寄ってくることがあります。嗅覚が発達している犬にとっても、パンの香りは魅力的なようです。では、犬にパンを食べさせても大丈夫なのでしょうか。
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長
犬にはパンを与えない方がよい?
パンを主食にしている飼い主は、犬にパンを与えようとする機会が多いかもしれません。人間にとっては主食になりうるパンですが、これはそのまま犬にも当てはまるのでしょうか。
基本的に、パンには多くの食塩が使用されています。そのため、与えるのは控えた方がいいでしょう。さらに、パンには以下のような食材や成分が含まれていることもあります。
ネギ類
犬に与えてはいけない野菜の代表格であるネギ類。調理パンには、玉ねぎが入っていることがよくありますが、この玉ねぎが入ったパンを犬が食べてしまうと、犬は体調不良になってしまいます。
糖分
菓子パンのように糖分がたっぷり入っているパンは肥満の原因になります。
チョコレート
犬に与えてはいけない食べ物であるチョコレートが入っていると、体調不良を引き起こしてしまいます。
油脂分
バターロール、惣菜パン・調理パンなど、油脂分の多いパンを与えすぎると、カロリー過多になったり、場合によっては膵炎を引き起こすこともあります。
食塩や油分などに気をつけた手作りパンであれば、少量なら与えても問題ないでしょう。
犬にパンは必要?
たまにパンを与えると、大喜びをする犬もいるでしょう。しかし、良質なフードをしっかり食べている場合は、それ以外の食事は基本的に必要ありません。ほかの食べ物を与えることで、それまで食べていたフードを食べなくなることもあります。食欲が落ちていて、とにかく何か食べさせたいと考えている時などに参考にしてください。
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