1,犬の語源はまだ分かっていない?
犬の語源は縄文時代まで遡る必要があるため、語源の特定は正確には難しいようです。
犬は縄文時代から人間とともに暮らしていたため、語源のには色々な見解があります。はっきりとした語源はわからないのかもしれません。
現在言われている見解として、
・外来語である説
・イヌル(寝)の意味から生じた説
・古語のエヌから生じた説
・遠くからでも飼い主の元にイヌルという意味からきた説
などがあります。
2,犬は昔「びよびよ」とないていた?
日本で犬といえば「わんわん」ですが、昔の日本人の耳には違って聞こえたようです。
『犬は「びよ」と鳴いていた』(山口仲美著、光文社新書)という本によると、「ぴよ」「ぴょう」などと鳴いていたのだとか。
わんわんと書かれた最初の記録は、江戸時代からのようです。
寛永十九年(1642)年の『古本能狂言集』所収の『犬山伏』とういう本で、最初にわんわんと鳴いたと書かれています。
3,犬の名前の代名詞「ポチ」は日本語じゃない?!
犬の名前の代名詞は「ポチ」。
当然日本語が語源だろうと思いがちですが、実は違うんです!
有力な2つの説をご紹介します。
■①英語の「sporty」語源説
英語の"spotty"。カタカナ読みではスポッティ。そのspottyは「まだら」という意味です。
日本人にはスポッティが「ポッティ」に聞こえて、「ポチ」になったと言われています。
■②フランス語の「petit」語源説
フランス語の"petit"。カタカナ読みでは「プチ」。
このプチというのは「小さい」という意味です。フランス人が「プチィ」と自分の犬に行っていたのを日本人が犬の名前と、勘違いして「ポチ」になったとも言われています。
最後に
犬の語源はまだ正確にはわかっていないものの、語源の諸説から、ずっと人間と共に生活をしていたことがわかりますね。