【獣医師監修】猫にキャベツを与えると結石の原因に? 猫にキャベツを与える際の注意点

「猫にキャベツを与えても大丈夫?」このような疑問をよく耳にします。猫にとって危険な食べ物は様々ありますが、キャベツはどうなのでしょうか。

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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

猫にキャベツをあげても大丈夫!

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結論からいうと、キャベツには猫にとって有害な成分は含まれていないので、少量であれば食べても問題ありません。よって、猫のための手作りご飯に使っても問題なく、猫が盗み食いをしてしまっても焦る必要はありません。ただし、猫にとってはもともと摂取する必要のない食べ物なので、与える際は猫の健康に配慮して、量や与え方などをしっかりとコントロールする必要があります。

猫にキャベツを与えるメリット・デメリット

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猫にキャベツを与えるメリット

キャベツはカロリーが少ないため、ダイエット中の猫の食事をキャベツでかさ増しする方法があります。ダイエットの目的でキャベツを使う場合は、消化を良くするために、なるべく茹でて細かく刻んであげるようにしましょう。

また、猫が好んでキャベツなどの生野菜を食べたがることがあります。これは、消化しにくい食材をあえて食べることで、便通などをコントロールしているのかもしれません。

猫にキャベツを与えるデメリット

キャベツには食物繊維のほか、様々な栄養素が豊富に含まれていますが、猫にとっては消化しづらい食べ物の一つです。

猫はもともと肉食動物なので、野菜などの植物をそのまま消化吸収するのは苦手です。そのため、野菜などの植物を食べている小動物を捕食し、胃腸を含むその内臓を食べることで、野菜や植物の栄養素を摂取していたと考えられます。このように、完全肉食の猫と雑食の人とでは、必要な食材が異なることを理解してください。

猫にキャベツをあげると尿結石の原因になる?

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キャベツに限らず、野菜は基本的にアルカリ性の食品なので、尿のpHをアルカリに傾ける作用があります。そのため、猫が野菜ばかりを積極的に食べ続けると、尿がアルカリ性になることでできるストラバイト結石や結晶のリスクは高まる可能性があります。猫にキャベツなどの野菜を与える場合は適量を守り、万が一体調に異常がみられた時は、すぐに与えるのをやめましょう。

このように、キャベツは猫にとって有害な食材ではありませんが、その量や与え方には充分な注意が必要です。キャベツのメリットとデメリットをしっかりと把握し、猫の体調と相談しながら、ダイエットや便通のコントロールなどに役立てましょう。

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