ウサギにリンゴを与えるのは控えましょう

ウサギはリンゴやバナナ、イチゴなどを糖質が多い果物を好みます。美味しそうに食べる姿を見れば、与えてあげたくもなりますが、この糖質が病気を引き起こす可能性があります。

  • サムネイル: PECO編集部
  • 更新日:

リンゴは糖分とカロリーが多い

リンゴの糖質は、100gあたり約12g。バナナの約21gよりは少ないですが、想像以上に多いと感じる人も多いのではないでしょうか。
牧草を主食とするウサギは、栄養素として糖質は必要としませんが、糖質を含むリンゴなどの果物はウサギにとってはおいしい食べ物なので、食いつきがいいものです。
しかし、よく食べるからといってそれがウサギにとっていい食べ物であるかは別です。

ウサギは糖質を多く含むものを食べると、腸内細菌のバランスに異常をきたし、病気にかかってしまうことがあります。
また、糖質を過剰に摂取すれば肥満にもなります。肥満になると内臓に負担がかかるほか、関節を傷めて運動不足になるなど、健康への影響が心配されます。

リンゴを食べさせること自体、害はありませんが糖質の含有量を考えると与えない方がいい果物だといえるでしょう。

ウサギに与えるおやつ・補食について

ウサギには主食として牧草を与えるほか、おやつや補食としてペレットフードを体重の3%~5%ほど与えます。

それ以外に、コミュニケーションをとるため、もしくはご褒美としておやつを与えたい場合は普段与えているペレットフードか、葉野菜や炭水化物含有量の低いフルーツを少量与えましょう。
なお、与えた食べ物の種類と量は日誌に健康管理のためにも記録することをおすすめします。

果物に限らず、人間用の食べ物の中にはウサギに与えてはいけない食べ物がたくさんあります。おやつを選ぶ際には安全性を最優先に考えて、大切なウサギの命を守りましょう。

内容について報告する