インコの名前で悩む。そんな人へ贈る、名付けのヒント集
インコに名前を付ける時、どんな名前にしたらよいのか悩む人もいるでしょう。インコに名前を付けることの意味や、名付けのヒントを紹介します。
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インコの歴史
インコについて知ることが、名付けのヒントになるかもしれません。そこでまずは、インコの歴史を確認してみましょう。
人がいつ頃から鳥を飼い始めたのかは定かではありませんが、紀元前にはすでに、鳥を飼っていたという記録が確認されています。それほど、人と鳥との付き合いは長いのですが、インコの存在が広く知られるようになったのは、じつは比較的最近のことです。
たとえば、インコの代表格であり、カナリアと並ぶ人気を誇るセキセイインコが、原産地のオーストラリア以外で知られるようになったのは、1840年頃だといわれています。その頃、イギリスの鳥学者がオーストラリアから母国へ持ち帰ったことをきっかけに、ヨーロッパから世界へと広がっていきました。日本にセキセイインコが輸入されるようになったのは大正時代のことです。ただし、セキセイインコ以外のインコ類は、江戸時代に何種類か日本に入ってきています。ヒインコ類やホンセイインコ類、オオキボウシインコ類などが輸入され、徳川光圀公がそれらのうち、数種類を飼っていたという記録が残っています。
名前を付けることの大切さ
インコはとても怖がりな性格です。個体差はありますが、大きな音や突然の揺れ、自分より大きな生き物などを怖がり、警戒する傾向にあります。とくに、家に迎えた直後のインコは、見慣れない場所や人の存在におびえ、緊張しています。そんなインコの警戒や緊張を解くためには、無理にスキンシップをはかろうとせず、まずはケージの外から声をかけてコミュニケーションをとっていくことが大切です。
その時に重要になるのが、インコの名前です。名前を付けて呼んであげることで、スムーズな声がけができます。そうして名前を呼び、声をかけていくうちに、「この人は何もしない」「ここは安心していい場所」とインコが認識し、安心して過ごせるようになるはずです。
ちなみにインコには、人間の幼児(3歳~5歳くらい)と同じくらいの知能があるといわれています。米国の研究では、チンパンジーやイルカと同程度かそれ以上という結果も出ているほどなので、当然、自分の名前も認識し、呼ばれると反応を示します。名前を付けて呼ぶことでインコとの心の距離が近づき、グッと仲良くなれるでしょう。
どんな名前が多い?
さて、飼い主の皆さんはインコにどんな名前を付けているのでしょうか? 傾向を調べてみました。
パ・ピ・プ・ペ・ポで始まる名前
ピーちゃん
ピッピ
ポポ
ピヨ
プリン
パール など
パ行の音がつく名前はインコが認識しやすく、発音もしやすいという説があるようで、人気があります。
羽の色から付けた名前
レモン
ゆず
あお
瑠璃(るり)
しろ
メロン
スミレ
みどり など
インコの羽の色は様々ですが、黄色や緑、白や青といった色の個体が多く飼われています。羽の色をヒントに名前を付ける人も多いようです。
「飛ぶ」や「翔ぶ」から付けた名前
翔太(しょうた)
翔(しょう)
飛鳥(あすか)
つばさ
空(そら) など
空を自由に飛べるという、鳥ならではの特徴にちなんだ名前もよいですね。
これから飼うインコのことをよく知って、インコと飼い主が互いに気に入る、素敵な名前を付けてあげましょう。
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