ミニブタの購入価格について。飼うための費用はいくら?
愛らしい姿のミニブタをペットして迎えたいと思う人も多いでしょう。ミニブタの購入価格や飼育費用について紹介します。
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ミニブタってどんな動物?
ミニブタはその名の通り、ミニサイズのブタですが、この「ミニ」は家畜用のブタと比較して小さいということを表します。平均体重は40~50kg、中には100kgほどにまで成長する個体もいます。「ミニ」とはいっても、いわゆる愛玩動物としては大きめのサイズであることを認識しておきましょう。
ブタはキレイ好きな動物で、排泄は決まった場所で行い、寝る場所で粗相をすることはありません。頭も良いため、しつけもできますし、上手に教えれば犬とほぼ同じような芸を覚えることができるそうです。人間の言葉や感情もよく理解していて、仲間同士では鳴き声でコミュニケーションを取っています。長く一緒に暮らしていると、飼い主もブタの鳴き声で機嫌や感情がわかるようになるのだとか。
性格に関しては自己主張がはっきりしており、わがままな一面もあります。ミニブタは力が強いので、周囲の人を傷つけたり、物を壊したり、何よりミニブタ自身が傷ついてしまわないよう、しっかりとしつけをすることが大切です。最初にしっかりしつけをすれば、元来、群れで行動するブタは飼い主のことを仲間の一人として認め、よく懐いてくれるでしょう。
ミニブタの購入価格について
ミニブタの購入価格は、販売元によって幅がありますが、大体5万円~15万円の間に収まるのが一般的です。牧場や農場、農業学校など、販売を主たる目的としていないところから譲り受ける場合は、これよりも安価で譲ってもらえることがあるかもしれませんが、上限については15万円程度を目安にしましょう。これを大幅に上回る価格を提示された場合は、販売元が不当に高い価格で売りつけようとしているおそれがあるので、注意が必要です。
ちなみに、ブタには犬や猫のような純血種というのは存在せず、したがって血統書が付いている個体はほとんどいません。最近では、簡単な血統書を付けて販売している業者も存在するようですが、評価の基準が曖昧なので、今のところ血統書自体にあまり意味はないといえます。血統書があるからといって高額な値段を提示された場合も、注意した方がよいでしょう。
ミニブタを迎えるために用意するもの
ミニブタを迎えるときには、以下のものを用意しておきましょう。
○ ケージ(大型犬用のケージか小屋)
○ エサ入れ
○ 水入れ
○ ミニブタ用フード
○ トイレ用ボックスおよびトイレシート
○ ベッド
○ 毛布または布団(使い古しでもよいですが、清潔なもの)
○ ルーティングボックス
○ キャリーケース
○ ハーネスとリード(犬用でOK)
○ ブラシ
○ おもちゃ
○ シャンプー
○ ニッパーおよびヤスリ(爪の手入れ用)
ケージやエサ入れ、トイレ、ハーネス、リードなどは成長して大きくなると、特注する必要が出てくることもありますが、仔ブタの頃は犬用のグッズで代用できます。ルーティングボックスとは、ブタの性質である鼻で地面を掘る(ルーティング)欲求を満たすためのものです。プラスチックの衣装ケースなどに玉砂利を敷き、鼻で掘り返せるようにしておきましょう。ブタがボックスの中で自由にカラダの向きを変えられる大きさであれば、材質は問いません。また、ブタは退屈を嫌う動物のため、ボールのようなおもちゃを用意し、一人でも遊べるようにしておくとよいでしょう。木や紙など、ブタが誤って食べてしまっても問題のない材質のおもちゃを選びましょう。
トイレを覚えるまでは粗相をしてしまうこともあるので、その際に惜しみなく使えるよう、使い古しのタオルを用意しておくのもおすすめです。上記のすべてを揃えた場合、金額にすると3万円~5万円程度かかるでしょう。
ミニブタへの理解を深めましょう!
ミニブタの世話は、一見すると簡単そうに思えるかもしれませんが、ブラッシングは毎日必要ですし、放っておくと運動不足になるので散歩も欠かせません。食べることが大好きなので、届くところにある食べ物は隠していても食べてしまったり、イライラするといたずらをしてしまったりすることもあります。
それでも、ミニブタのユニークな仕草や表情はとても愛らしく、家族みんなを笑顔にしてくれます。周囲を癒やしてくれるミニブタと一日でも長く快適に過ごせるよう、しっかりと理解を深めたうえで、家族に迎えてあげましょう。
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