【獣医師監修】犬が目を細めるのはこんなサイン! 理由と注意すべきこと
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【獣医師監修】犬が目を細めるのはこんなサイン! 理由と注意すべきこと

愛犬の目を見たら、ふと目を細めることがあるのはなぜ? 目の表情の理由や目を細めるタイミング、注意すべきことも知っておきましょう。

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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬は目の動きで様々な感情を表現します。たとえば、目を細めることで飼い主に気持ちをアピールしていることがあるとされています。
それでは、愛犬が時々目を細めたりするのには、何か意味があるのでしょうか? 心配のいらない感情表現の場合と、病気が疑われる場合があるので、紹介します。

犬が目を細める理由

犬は緊張状態の時に目を細めることがあります。威嚇や恐怖を感じて、まばたきの回数が増えてしまうこともあるそうです。こういった時は何となく不安そうな表情を浮かべていることが多いものです。これは、ちょっとしたストレスから自分を落ち着かせようとして、目を細めてしょぼしょぼとさせているのです。

また、無駄な争いを避けるため、相手に対して敵意がないことを示す場合や、逆に相手に落ち着いて欲しい時などにも目を細めることがあります。

というわけで、犬はいろいろな状況で目を細めますが、そのタイミングは次のような時が多いのではないでしょうか。

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スキンシップをとって一緒に遊んでいる時

リラックスした様子で目を細めているのであれば、気持ちがよくうっとりしているのだと解釈できますが、落ち着かない様子で目を細めているようであれば、スキンシップの取り方に緊張している可能性もあります。

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ほかの犬と出会った時

散歩などでほかの犬と遭遇した時などに、まばたきをしながら目を細めることがあります。相手の犬に緊張している状態です。また、自分には敵意がないことを伝え、相手に落ち着いてもらいたいという気持ちも示しています。

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こんな時は要注意

目に違和感がある時には、目を細めることが多いです。
眼球の表面に傷がついたり、結膜炎などを起こしていることが疑われます。眼球の傷は、遊んでいて目をぶつけてしまったり、自分で引っかいてしまったり、多頭飼育でじゃれていて爪があたってしまったり、お散歩時に草むらに顔を突っ込んで草木で傷つけてしまったりすることで起こります。結膜炎は、ウイルス感染、細菌感染、アレルギーなどでも起こります。

目に異常がある時は、目を細めるという症状のほかにも、涙が多く流れることがあります。また、感染を起こしていると目やにも増えます。
そのほか、目の表面に浮腫が起こり、白く濁ってみえることもあります。浮腫が起こるようなケースでは、目の表面にわりと大きく深い傷があることが多いです。

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目の傷は進行が早いことが知られているため、少しでもおかしいと思ったらすぐに受診することが重要です。どうしても受診できないような時は、自宅にエリザベスカラー(ネッカー)があればすぐに装着しましょう。目に違和感があると、前足で目をこすったり、ソファや床に目をこすりつけたりしますが、そうすることで目の傷がさらにひどくなります。これを防ぐためには、エリザベスカラー(ネッカー)の装着が効果的です。

犬は目を細めるという仕草で、飼い主に様々なサインや感情を示しています。いろいろな状況や表情をきちんと観察し、愛犬の気持ちをしっかり受けとめて理解してあげましょう。

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