柴犬にオススメのドッグフードは? エサの選び方について
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柴犬にオススメのドッグフードは? エサの選び方について

柴犬には丈夫なイメージがあるかもしれませんが、遺伝的にアレルギー性皮膚炎を患いやすいといわれています。アレルギーを引き起こしてしまわないためにも、柴犬のドッグフード選びは慎重に行いましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

柴犬の餌の注意点

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犬はもともと、ハンターとして捕らえた獲物を食べる肉食動物です。その大元の部分は今の犬にも引き継がれていて、健康を維持するためにはタンパク質の摂取が必要です。このタンパク質が不足してしまうと、毛のツヤが悪くなり、アレルギー性皮膚炎にもかかりやすくなってしまいます。

そして、脂肪は犬が活動するためのエネルギーや体温の維持に使われますが、摂取のしすぎは肥満の原因になるので禁物です。とはいえ、脂肪が不足すると疲れやすい体質になってしまいます。また、体調を整えるビタミンやミネラルも重要です。ビタミンが不足すると、神経障害や臓器の不調などから病気がちになります。

柴犬のエサの種類

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それでは、柴犬のエサにはどのような種類があるのでしょうか?

ドライタイプ・ソフトドライタイプ

一般的なドッグフードで、フードに含まれる水分量は10~30%です。防腐剤をあまり使用していなくても日持ちがし、栄養バランスも良く、程よい硬さが顎の筋肉の強化にもつながります。

ウェットタイプ

水分量が75%以上のやわらかいフードで、風味が良いため食いつきがよいです。しかし、腐りやすいので使い切りが基本になります。

セミモイストフード

半生タイプで低カロリーのドッグフードなので、1日に必要な栄養素のすべてを摂取できないものがあります。肥満にはなりにくいですが、栄養不足にもなる可能性があるので、補助的に与えるようにしましょう。

柴犬のエサの選び方

柴犬は、カラダのサイズ的には「中型犬」に分類されるので、ドッグフードも「中型犬」用のものをセレクトします。犬の大きさによって摂取すべきタンパク質・エネルギー量は異なるので、愛犬に合ったドッグフードを選ぶことが大切です。

また、年齢も重要です。与えるフードの種類にもよりますが、生まれてから1歳ぐらいまでの間は「仔犬用」、1~10歳前後は「成犬用」、10歳以上には「シニア犬用」のドッグフードを与えるようにしましょう。とくに仔犬の頃は、成長に良い影響を与える成分が多く含まれ、消化しやすく免疫力を高めてくれるようなフードを選ぶようにしましょう。

そして何より大切なのは、そのドッグフードを柴犬が好んで食べているかどうかです。飼い主としても、柴犬に喜んでエサを食べてほしいと思うものです。まずは試供品などを与えて、柴犬の食いつきを観察しましょう。食いつきのよいドッグフードをメインのエサにすることで、食欲不振を防ぐことができます。

アレルギー性皮膚炎に注意!

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上述の通り、柴犬は遺伝的にアレルギー性皮膚炎になりやすいといわれています。特定の食べ物に反応して皮膚炎を起こす「食餌アレルギー」に注意しましょう。

食べ物に含まれる一部のタンパク質が原因といわれている食餌アレルギーですが、とくに1~2歳の柴犬によく見られるようです。

症状としては、とくに強く現れるのが痒みです。柴犬に、カラダ中を掻きむしるような行動がみられた時は要注意です。爪で皮膚を傷つけてしまうと、その傷から細菌感染を起こし、さらに炎症が広がってしまうことがあります。また、皮膚の痒みのほか、脱毛・目の充血などを伴うこともあります。

このような症状がみられた時は、これまでの食事の内容を一度見直すとともに、動物病院で治療を受けるようにしましょう。現代の医療技術では、何の食べ物がアレルギー源になっているか特定できる場合があります。また、原因が特定できない場合であっても、治療により症状を改善していくことができます。病院から処方されるドッグフードを食べさせたり、こまめにシャンプーを行ったりすることで改善を目指していきます。

柴犬の健康を維持するためには、毎日の食事を適切に与えることが重要です。愛犬に合ったドッグフードを見つけ、楽しい食事の時間を過ごしましょう。

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