ハリネズミってどのくらい大きくなるの? 成長後の大きさについて

日本ではペットとしての歴史が浅いハリネズミ。背中は針で覆われていますが、ちょこちょこと歩く姿がかわいらしい、癒し系の小動物です。そのつぶらな瞳と愛くるしい仕草に、心奪われる飼い主が急増中です。

  • サムネイル: PECO編集部
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ハリネズミの特徴

ハリネズミは、西アフリカから東アフリカにかけてのサバンナに広く生息する哺乳動物です。「ネズミ」の名がつくことからネズミの仲間と思われがちですが、じつはモグラと近縁の生き物です。ネズミのように大きな前歯はなく、モグラと同じく聴覚と嗅覚が発達しています。

背中の針は体毛が硬化したもので、身の危険を感じた時は針を逆立てて威嚇し、時には跳ねたりして攻撃することもあります。

ハリネズミの性格は、個体ごとに個性があります。表情が豊かで、喜怒哀楽が伝わってくるという飼い主もいるようです。夜行性で、野生下では群れを作らず、単独生活を営みます。カラダの構造上、木登りはできず、薄暗くて狭いところに潜り込むのが大好きです。
日本でのペットとしての歴史はまだ浅く、治療できる動物病院も限られているので、現在のところは飼育難度の高い生き物といえるでしょう。

ハリネズミのカラダの大きさと種類

外来生物法により、現在の日本ではヨツユビハリネズミ以外の飼育は禁止されていますが、針毛を持つ「ハリネズミ亜科」としては、マンシュウハリネズミ、ヨーロッパハリネズミなど、5属16種もの種類があります。

ヨツユビハリネズミの名前の由来は、後ろ足の指が4本であること。ペットショップなどでは、ピグミーヘッジホッグの別名で販売されることもあります。

ヨツユビハリネズミはペットとして小型化が進んでおり、成長しても20cmほどの大きさの個体が多いようです。ハムスターよりもひとまわり大きいくらいで、丸くなると手のひらにすっぽりとおさまります。ただし、ヨツユビハリネズミの大きさには個体差があり、中には800gほどまで成長する場合もあるようです。

ヨツユビハリネズミはカラーバリエーションが豊富で、針の色が黒と白のスタンダードやシナモン、アプリコット、アルビノなど、様々な色があります。針が不規則なブチ模様だったり、鼻の色が黒やピンクだったり、赤目だったりと、ハリネズミごとにその色合いは様々です。

ハリネズミの飼い方のポイント

まずは60cm×60cm以上の床面積で、回し車などが置けるサイズの飼育ケージを用意しましょう。夜行性のハリネズミは暗い場所を好むため、ケージ内には小さな小屋を置き、カラダのサイズに合ったエサ皿、水皿も用意します。回し車があると運動不足解消になりますが、足を挟むなどの事故が起きやすいので、ハリネズミを遊ばせる際は目を離さないようにしましょう。

ケージは直射日光が当たらない風通しがよい場所に置きます。ハリネズミは体温を調整できる恒温動物ですが、四季のある日本の気候は気温差、湿度差が大きいため苦手です。適正な温度は24~29℃、湿度は30~50%程度です。ペット用ヒーターや暖房器具、エアコン、扇風機などを利用して、室温と湿度を調整しましょう。カラダの保温効率が悪く、暑さにも寒さにも弱いハリネズミにとって、温度・湿度管理はとても重要です。

エサは、主食としてハリネズミ専用フードを与え、デンタルケアのための副食としてコオロギやミルワームなどの昆虫を与えます。野生下のハリネズミには魚を食べる習性がないため、魚肉は与えません。ハリネズミの健康を守るためには、適正体型・適正体重を維持することが重要です。エサの量をグラム単位で測定し、毎日決められた量のエサを与えましょう。

ヨツユビハリネズミは、基本的に大食漢です。食欲がない場合は、カラダに何かしらの異常が発生している可能性が高いので、すぐに動物病院に相談しましょう。

また、ハリネズミの健康にとってストレスは大敵です。ストレスを軽減するためには、飼育環境や飼い主の存在に慣れてもらうことが重要です。ハリネズミは嗅覚と聴覚が発達した動物なので、香水やタバコ、芳香剤などの刺激の強いニオイや人工的なニオイ、大きな音や振動はストレスの原因になりかねません。触れ合う前にはあらかじめ飼い主のカラダについたニオイを落とす、ケージは静かな場所に設置するなど、ハリネズミにとって快適な環境づくりを心がけましょう。

もちろん、もともとの性格により警戒心の強さは異なりますが、エサを手渡しで与えるなどのコミュニケーションを積み重ねることで、飼い主の存在に慣れ、手の中で寛ぐようになるハリネズミもいます。背中の針を逆立てることもありません。安心しきった姿が、とてもいとおしくなりますよ。

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