【小型犬人気不動の第一位!】「トイプードル」の歴史や特徴、性格やかかりやすい病気は?

【小型犬人気不動の第一位!】「トイプードル」の歴史や特徴、性格やかかりやすい病気は?

愛らしい表情にぬいぐるみのような姿、小型犬の中でもダントツ人気のトイプードル。その見た目だけじゃない従順な性格に明晰な頭脳、およそ愛されるための全てを兼ね備えている最強のペット。トイプードルの総合まとめです♪

  • サムネイル: 小雪戸 ぼたん
  • 更新日:

1.トイプードル【概要】

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4種のサイズが存在するプードルの中で最も小型で、日本国内においては最も人気の高い犬種『トイプードル』。

今回はそんなトイプードルについて、歴史から性格、飼い方などなど、
これから飼おうかなと考えてる人、もう既に飼ってる人、それ以外の犬好きな方に、いえ別にそうでない方にも知ってほしいトイプードルのこと!

トイプードルについてのまとめです♪

2.トイプードル【歴史】

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■原産地:フランス、中欧
■起源:18世紀頃

トイプードルのルーツは非常に古く、その起源については不明な部分も多いですが、ローマ皇帝の記念碑にプードルの彫刻があったことから、少なくとも紀元前30年頃にはすでに人間社会と関わりを持っていたことが分かっています。

彼らが最も知られるようになったのは、それから随分後、16世紀頃のフランスで愛玩犬として人気を博したことからでした。
その為、原産国についてはフランスと記されるのが現在では一般的になっています。

そもそも当初のプードルは泳ぎが得意な水中作業犬として飼われており、その名残から今でもフランスでは彼らはプードルではなく、『カニシュ(カモを獲る犬)』と呼ばれています。

現在のような多サイズ化がされたのが16世紀頃。
狩猟犬として親しまれていた彼らはその頃から貴族婦人たちに愛されるようになり、見た目の優雅さ加えて可愛さを狙った小型化の工夫が重ねられ、今日のようなバリエージョン豊富なサイズ化(ミニチュア・プードルの誕生)がなされました。

その後18世紀になってからさらに小型化されたトイプードルが誕生するに至ります。
ですので、プードルの起源は不明ではありますが、『トイプードル』だけに限定して残っている文献から鑑みれば、その誕生は18世紀頃のフランスという認識になります。

ただこのトイプードルという名称は、あくまでそのサイズから判断されサイズごとに呼称が変わるだけであり、そもそもの犬種としての区別はないことに留意してください。

現在ケネルクラブの統括団体であるFCI(国際畜犬連盟)が定めるサイズ別プードルの呼称は以下▽


・スタンダード・プードル 体高45-60㎝
・ミディアム・プードル 体高35-45㎝
・ミニチュア・プードル 体高28-35㎝
・トイ・プードル 体高24-28㎝

※国、団体によっては表記が異なり、ミニチュア・プードルという区分がない場合もあります。

日本での飼育は1949年、アメリカから黒のミニチュア・プードル等の3頭が輸入されたのが始まりと言われており、一度は無計画な原因でその人気は低迷しましたが、その後改善され、2000年代に入ってからは人気は爆発。

日本国内においては、2004年から今日に至るまで常に小型犬人気のトップを走り続けています。

3.トイプードル【身体的特徴】

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■体重:3kg前後
■体高:24-28㎝
■カラー:ブラック、シルバー、ブラウン、ブルー、グレー、シルバー・グレー、クリーム、カフェ・オ・レ、レッド、アプリコット、ベージュ、シャンパン

トイプードルの体高は24-28㎝、体重は3kg前後というのが上述したように、公式で認められるトイプードルであり、稀に24cm以下も存在するかもしれませんが基本的に例外はありません(28㎝以上はミニチュア・プードルとなります)。

外見的特徴としては均整のとれた体形で、被毛の下には適度に力強い筋肉を持つ。

頭蓋は丸く、愛らしい楕円形(アーモンド型)の瞳は適度に離れ、長く幅広い耳は瞳の位置かそれよりやや低めで垂れています。
太く長い尾はケガや狂犬病感染の予防の歴史、外観上の理由から、生後間もなくして2分の1程度に断尾されていることが多いです。

そしてトイプードルを含め、プードル種の一番の特徴が、その豊富で多彩な被毛。

カラーはブラック、ホワイト、ブラウンの三原色をベースとした中間色(12種類)があり、ケネルクラブの基準ではそれらカラーの単色以外は認められてません(ただ胸の白斑、成長過程における色の濃淡は許容されます)。

ただファントムカラーと呼ばれるバランスの取れた二色の色で構成された独特の模様を持つプードルは、計画的に繁殖を行わなければ色が安定しない為、希少種として日本国外で人気を博しています。

4.トイプードル【性格・気質】

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愛玩動物として長い歴史を持つトイプードル、その歴史は伊達じゃなく、まさに愛されるべくして生まれたような性格・気質を持っています。

■温厚
■明るい
■従順
■社交的
■人懐こい

温厚で賢く、従順

トイプードルは他犬種と比べても特に温厚な犬種として知られます。
小型犬でありながら、無駄吠えも少なく、散歩の途中で他の犬種と出会うことがあっても飛びかかったりということもありません。

また犬の中でも随一の頭脳を誇り、飼い主の言うことをすぐに理解し従う従順さ、外では活発でありながら、家の中では大人しくする、そんな場の空気まで読んで飼い主の側に寄り添う。

しつけさえ行き渡っていれば、散歩もノーリードで行うことが出来、どれだけはしゃいでいたとしても名前を呼べばしっかり飼い主の元へ戻ってきます。

人懐こく、社交的

また彼らは飼い主だけでなく、初めて会う人、犬、その他あらゆる生物に対して明るく振る舞い、その愛嬌でどんな相手ともすぐに仲良しになってしまいます。

その抜群の社交性は、実際心を癒すセラピードッグとして世界中で採用されています。

毛色によって性格が違う?

豊富なカラーが存在するトイプードルは、毛色によって同じ犬種でも大きく印象が変わる為、時に毛色から性格や気質に違いがあると言われることがあります。

ブラック系―
全毛色の中でも最も頭が良いと言われており、他のカラーと比べしつけや訓練が行いやすい傾向。

ブラウン系―
トイプードルの中でも人気のブラウンは他のカラーと比べて、独立心旺盛で協調性が若干劣っているという傾向。

ホワイト系―
ブラック系と同様に頭が良いとされ、他のカラーと比べてしつけや訓練が行いやすい傾向。

シルバー系―
ブラウン系と同様独立心旺盛で協調性が若干劣っているという傾向、ただその反面他のカラーと比べて飼い主には従順だそう。

もちろんこれらはトイプードル愛好家がそれぞれを比べて見つけた傾向であり、全てが当てはまるわけでは決してありませんのであくまで参考程度に。

人間と同様に犬にも1匹1匹異なった個性があり、育った環境、しつけの有無で彼らは如何様にも変化します。

傾向だけに捕らわれませんよう。
愛犬を理解する一番の方法は、目の前にいる等身大のその子のことをしっかりと見てあげることだということを心に留めておいてくださいね。

5.トイプードル【しつけ】

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とても頭の良いトイプードルですが、その頭の良さが飼い主さんを困らせる方に働いてしまったら大変!
そうならない為にもしっかりと小さいうちからしつけをして、円満な関係を築きましょう。

大切なのは生まれてから5か月目まで

犬の成長期は、まずは生まれてから2か月目までの急速な成長、それ以降の生後5~6か月目まででおとなの体へと変化させていくというのが一般的に言われています。トイプードルも例外ではありません。

そしてその間は、体の成長と同時に、心の発達にも最も影響を与える時期。

ただ「待て」や「ふせ」などのコマンドを教えるのはまだ早い段階。
ではこの頃までに気を付けなければいけないことは何か。

それは犬との接し方です。

一番かわいい時期ですので、ついついこの頃に極端に甘やかしてしまいがちですが、やっていいこと悪いことそのメリハリだけはしっかりと付けるようにしてください。

物事の善悪をしっかりと理解させ、ただ決して怒鳴ったり殴ったりだけはしないように。

怒るときは淡々と、褒めるときは全力で。

それが後々の飼い主と犬の主従関係にも大きく影響する、そんな大切な時期がこの生後~5か月目までです。

触られるのが大好きなトイプードルに!

トイプードルは特にお洒落な犬種で、トリミングなんかも沢山行うことになると思いますので、出来る限り早いうちに体のどこを触られても平気な子になってもらいましょう。

そこでとにかく重要なのは飼い主さんとの沢山のスキンシップ。

そのスキンシップの中で、ブラッシングや爪切り、歯ブラシなんかも取り入れていき、触られ上手なトイプードルになってもらえれば、いずれ色んなお洒落も気軽に楽しめるようになります♪

散歩について

トイプードルは小型で大人しい為、室内運動のみで散歩は必要ないと言われることがあります。
確かに他の犬種と比べれば運動量はそれほど必要ありません、が散歩は行けるならば行った方が良い、というのがしつけの観点からの回答となります。

というのは、散歩は日々の運動不足やストレス発散の為に行われるものですが、それ以外に「犬の社会化」の役目があるからです。

犬の好奇心は生涯に渡って持続するものですが、やはり成長すればするほど、新しいものに対しての受け入れは難しくなってきます。
元々社交性の高いトイプードルですから、中にはそのことを全く意に介さない子もおりますが、それでもやはり散歩に行くように、出来るならば子犬なんかの若いうちに外に慣れさせておくと安心です。

散歩の頻度ですが、可能であれば毎日1回、ないし2回程度合計40分くらいが望ましいです。
つまりは他の犬とそれほど変わらない感じですね。

トイレを外でさせている場合は必ず一日に一度以上の散歩は必要となりますが、もしそういうわけでないなら雨の日や極端に暑い日、寒い日なんかは散歩に行かないというのがトイプードルを飼ってる方に多いようです。

室内飼いで普段は首輪も付けずに飼育されている方で、では散歩の際、トイプードルは首輪の方が良いのか、ハーネス(胴輪)の方が良いのかとお悩みになる方がおられると思います。
が、これに関しては、どちらでも大丈夫です。

首輪、ハーネス、それぞれにメリット・デメリットがありますのでそれを考慮した上でお好きな方をお選びください。

留守番について

基本的に室内犬であるトイプードルは少々留守番が苦手です。

これはトイプードルに限らず、小型犬は特に飼い主さんに抱かれている時間が多くなりますので、その為に他の犬種と比べても留守番が苦手な傾向になってしまいます。

ただそうは言っても、どうしても犬を置いて出かけなければいけない時はあります。
ですので意識することがあるとすれば、常にべったりにならず、時には適度な距離感を保つことが大切。

これはトイプードルだけに限らず、全ての犬種に当てはまることです。

トイプードルの外飼いについて

飼育方法として推奨されていることもあり、現在ではサイズに関わらず犬を室内で飼育されるのが一般的ではありますが、それでもまだ外で飼っていらっしゃる方もおられると思います。

日本の気候に適した体質を持つ犬種であれば身体的な問題はないのですが、ことトイプードルは外飼いには圧倒的に不向きな犬種です。

まず第一に、トイプードルは暑さに弱く、寒さにも弱いということがあります。
それは彼らの特徴的な被毛に起因し、体温調整が他の犬種と比べてもトイプードルは苦手です。

室内で飼っていたとしてもある程度気を使っての温度管理が必要な場合もあるくらいですので、外に置いておくというのがいかに無謀なことなのかがご理解いただけると思います。

第二に、盗難される危険があります。
まさか犬を盗むなんて、と信じられないかもしれませんが、実際日本国内においては圧倒的に人気のトイプードルは盗難被害も他の犬種と比べてかなり多いです。

犬はコミュニケーションの動物です、なので基本的にはやはり一般的に言われているように室内で家族の側にいられることが彼らにとって一番の環境。

それでも、もしどうしても外飼いを望むのであれば、トイプードルを選ぶのはやめておきましょう。

6.トイプードル【お手入れ】

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そのモフモフの綿毛が一番の特徴であるトイプードル。
だからこそ日々のお手入れがとても大切!

ここではお家でできる、部位別トイプードルの日々のお手入れについてご紹介します。

被毛のお手入れ

特に特徴的なトイプードルの被毛。
カールのかかったそのモフモフは、触っているだけでとっても心地の良いもので、だけど放置することで毛玉になりやすいのもトイプードルの被毛の特徴。

ですので、ブラッシングは出来れば毎日、ピンブラシやコームなどでしてあげるようにしてください。
普段のスキンシップの中に取り入れてしまうのが一番確実かつ忘れることのない方法です。

またトイプードルは換毛期のない犬種で、抜け毛がない反面、定期的なトリミングが必須の犬種。

トリミングは出来ればプロの方に頼むのが一番ですが、たとえお金や時間がなくて無理だったとしても、ならば自宅でカットするようにしてあげてください。
伸びきった被毛は転倒や毛玉の原因になり、何より彼らにとっての大きなストレス。

ですのでトイプードルを飼う際は、ブラッシング、トリミングが必須であるということだけは肝に銘じておいてください。

シャンプーの頻度

被毛カットもそうですが、定期的なシャンプーも日々の清潔を保つために必須のこと。

ただその頻度ですが、基本的には月に1回程度、多くても2回くらいに留めるようにしましょう。
というのは、シャンプーをすれば汚れや臭いの原因となる皮脂が洗浄されます。

でもこの皮脂はトイプードルの体の表面を守ってくれる大切な役目もあるのです。
頻繁なシャンプーは必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮膚病の原因となります。

ただもちろん、外で遊んで泥だらけになったり、ちょっと臭すぎるなって思った時はシャンプーをしたばっかりでも、洗ってしまって大丈夫です。

月に1.2回というのはあくまで目安として、その時々の状況に応じて、頻度を変えてあげてください。

そしてもし、洗ったばっかりで何もしてないのに臭い、なんて時はもしかしたら何かの病気に罹っている可能性があります。
さすがにおかしいなと思った時は、シャンプーするのではなく一度動物病院で検査してもらえると安心です。

耳のお手入れ

垂れ耳で長毛のトイプードルは、耳の中がとても蒸れやすく、定期的な耳掃除が必要です。

といっても、人間用の耳かきなんかは使ってはいけませんよ。
犬の耳の中はとてもデリケートですので、逆にケガをさせてしまいます。

トイプードルの耳掃除には綿棒、または柔らかいコットン、そしてペットショップなんかに置いてある犬猫専用の洗浄液を使います(市販の消毒液やアルコールは刺激が強すぎるので、必ず専用の洗浄液を使ってください)。

耳の中はあまり押し込まず、こすらず、優しくマッサージするように。
耳の裏側はコットンなどでしっかりと拭いてあげてください。

耳はとにかくデリケートな部分ですので、触られることを極端に嫌がる子もいると思います。
ただそれでも、放置し続けると外耳炎なんかに罹ってしまう恐れがありますので、自宅でできない時は動物病院やプロのトリマーの方でそういったサービスをしているところがありますので、そこにお願いしましょう。

目のお手入れ

被毛が伸び続けるトイプードルは、涙やけが目立ちやすい犬種でもあります。
特に毛色によっては赤茶色くなった涙やけは、見栄え的にもあまりよろしくなく、しかも放置すると頑固なシミのように色がこべりついてしまいます。

ですので涙やけや目やにを見つけたら、その都度こまめにふき取ってあげましょう。

また時々伸びきった被毛が目に接触し、それは涙やけ目ヤニを加速させてしまう原因ともなりますので、やはりそうならない為にも定期的なトリミングを怠らないようにしましょう。

口のお手入れ

口のお手入れ、つまりは口臭に関しては特別トイプードルだからと気を付けなければいけないということはないですが、それはつまり全ての犬種が抱える普遍的なものという意味。
ですので、お手入れするに越したことはありません。

日々の食習慣もそうですが、特別口のお手入れと言えば歯ブラシです。

出来れば毎日、犬用歯ブラシ、歯磨き用ガーゼなんかで綺麗にしてあげてください。

7.トイプードル【かかりやすい病気】

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トイプードルが比較的かかりやすいと言われる病気が以下▽

■涙やけ
■外耳炎
■膝蓋骨脱臼
■レッグペルテス
■不正咬合
■突発性てんかん
■乳歯遺残症
■進行性網膜萎縮症
■膀胱炎

涙やけ、外耳炎

これは上述したように、トイプードルの被毛が原因となり発症する病気。
日々のお手入れや、食事療法などで比較的簡単に予防・改善することが出来ます。

ただあまりにひどい場合は動物病院へ連れて行ってあげてください。
お家で治すことも可能ではありますが、専用のお薬を飲んだ方が確実かつ早期の回復が見込めます。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)とは後ろ足の膝蓋骨が正常な位置に収まらず外れてしまった状態です。
トイプードルは遺伝的にこの症状にかかりやすいと言われており、例え両親が健康であっても出るケースがあります。

元々股関節が弱いのがトイプードルの特徴なのですが、フローリングなど滑りやすい環境を作らないこと、成長期の内にしっかりと運動させ丈夫な筋肉を作ることが膝蓋骨脱臼を含め、関節病の基本的な予防法になります。

もし発症してしまった場合は、早期の発見であればサプリメント療法が主になりますが、状態が深刻な場合は手術が必要になります。

普段の歩き方に異変があれば、この症状の兆候、症状ですのでそれを見つけたら早々に動物病院へ連れて行ってあげましょう。

レッグペルテス

レッグペルテスとは股関節の骨が変形したり壊死を起こしたりする病気です。
トイプードルに限らず、小型犬に多く見られ、症状としては歩行異常などがあります。

かなりの激痛ですので、発症したらすぐに異常に気付くことが出来ますので、気付いた時はすぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。

不正咬合

不正咬合(ふせいこうごう)とは上の歯と下の歯がずれている、いわゆるかみ合わせの悪い状態のことです。
普段の生活には特に支障はありませんが、気になる場合は動物病院で手術を受けることで治療が可能です。

原因は定かではなく、ただ先天的なものが多いですので、トイプードルを飼う際、両親が不正咬合になっていないことを確かめることでその可能性を見極めることが出来ます。

突発性てんかん

突発性てんかんとは急に足が引きつったり、震えを起こし起き上がれなくなる症状です。
原因が分からず、予防法もありません。

ただてんかん発作はかなり異常な状態に見えますが、特別体に支障のある病気ではありません。
完治することはありませんが、抗てんかん剤などで症状を抑えることは出来ますので、一生付き合っていく覚悟をもって接することが大切です。

乳歯遺残症

乳歯遺残症(にゅうしかいぞんしょう)とは乳歯が抜けず、その同じ場所に永久歯が生えてくる二重歯になる病気です。

小型犬に多く見られ、放置すると歯周病などの原因ともなります。

引っ張るタイプのおもちゃなんかで遊ばせ歯を使わせるようにすることが予防になります。
もしかかった場合は、動物病院へ連れて行けば獣医さんに取ってもらうことが出来ます。

進行性網膜萎縮症

進行性網膜萎縮症(しんこうせいもうまくいしょくしょう)とは眼の網膜の機能が弱っていく遺伝性の疾患です。
PRAと呼ばれ、進行するといずれ白内障となり、最悪の場合は失明します。

特に人気犬種の乱繁殖が原因にあり、治療法はなく、遺伝性ですので予防法もありません。
ただ一説にはストレスが原因とも言われていますので、ストレスのかからない日常を送られるよう配慮してあげてください。

膀胱炎

膀胱炎とは膀胱が炎症を起こした状態のことです。

細菌感染やストレスが原因と言われており、膀胱炎になると頻尿や、血尿、尿が濁るといった症状が現れ、放置すると膀胱結石を発症します。

治療は投薬が用いられます。
また膀胱炎は再発の多い病気ですので、根気強く治療を続けることが大切です。

8.トイプードル【まとめ】

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他の犬種と比べお手入れは大変ではありますが、その大変さを補って余りある魅力いっぱいなトイプードル。

初心者から玄人まで幅広くお勧め出来る彼ら、ですがその可愛さについつい油断し甘やかせすぎてワガママな子にならないようご注意を!
トイプードルはあんなぬいぐるみみたいな見た目のくせに、全犬種中ボーダーコリーに次ぐ第二位の知能指数。

そのギャップがまたトイプードルの魅力ではあるのですけれど。

ただ、生涯の大切なパートナー関係を築くためにも可愛さだけに油断せず、しつけの際はメリハリのある態度で接するように心がけましょう。

さもないとペットを飼っているつもりが、ペットに飼われているなんてことにもなるかもしれませんからね♪

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