ハリケーンによって親とはぐれ、衰弱していたモモンガ。保護してくれた人のことが大好きになる♡
カリブ海諸国を襲った大型ハリケーンによって、親とはぐれてしまったモモンガの子ども。とある方によって保護されましたが、体はとても弱っており危険な状態が続きます。ですが次第に元気な様子を見せ始め…。
- 更新日:
2016年10月、カリブ海諸国やアメリカ南東部を襲った大型ハリケーン“マシュー”。過去10年間で最大級とも言われており、多くの人々や建物に甚大な被害をもたらしました。ですが、その被害を受けたのは他の動物も同じだったのです。
サウスカロライナ州に住む動物看護師のデンスさんと、そのご家族。ハリケーンが去った後、外の様子が気になり庭に出てみることにします。ところがそこで、思いもよらぬ動物を発見するのでした。それは…
なんと、モモンガの子ども!
近くに親の姿もなく、どうやらハリケーンの影響ではぐれてしまったようなのです。
さらに、生後数週間であろうというその小さな体はズブ濡れで、明らかに衰弱していました…。そこで、このままでは危険だと判断したデンスさんたちは、この子を保護することにしたのです。
さっそく暖炉の前に連れて行き、毛布などでしっかり包み暖かくしてあげます。
幸いにもデンスさんは動物看護師。その知識と経験を活かし、適切な看病を施していきます。
その甲斐あり、日に日に元気になっていくモモンガの子ども。デンスさんはこの子に『アコーン』と名付け、大きくなるまでは見守り続けることを決めたのです。
そして
保護してから半年ほど経った現在。
デンスさんのお家には…
こんなにも大きくなったアコーンの姿が♪
今ではミルクではなく、野菜や果物など様々な食べ物をムシャムシャと食べます!
モモンガは夜行性のため、夜によく食べるのだそう。アコーンにとっては夜食ですが、デンスさんたちから見ればかな~り早い朝食… 笑
元気になったアコーンは、部屋やケージの中をお構いなしにウロチョロ。
お得意の滑空もご披露~(/・ω・)/
さらにすっかり懐いてしまったアコーンは、こんな風に服の中に入ってくることも…♡
もしかしてポケットは隠れ家状態?
まるで「ここは誰にも渡さないっ!」そんなことを言っているみたい 笑
現在の姿からは、保護当初の弱々しかった様子は感じられません。それも全て、デンスさんたちの深い愛情があればこそ♡
ただ、デンスさんたちは保護当初この子がこんなに懐くとは思ってもいませんでした。元気になり、外の世界でも立派に生きていける年齢…そう1歳になる頃に野性へ帰す予定だったのです。ただ、ここまで人に気を許してしまう動物は、おそらく自然界では生きていけないでしょう。
そのためデンスさんたちは、アコーンを生涯の家族として迎えることを改めて決めたのです。もちろんこの先、様々な問題が起こるかもしれません。ですがあの日、他者を思いやる気持ちによって1つの命が救われたことに間違いはないのです。
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Sumiko Takeuchi
2017年05月16日 19:15
田村優佳
2017年05月16日 14:09
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2017年05月16日 12:48
Kazuhiko Maekawa
2017年05月16日 07:45
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2017年05月16日 00:54
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2017年05月15日 23:29
堀添恵
2017年05月15日 22:01
中野渡悟
2017年05月15日 22:00
Risa Kataoka
2017年05月15日 21:38