【もっと知りたいチワワのキモチ】うちのチワワ やきもち やきなんです!?
恋人の浮気や友人の出世に対して、などなど人間社会に渦巻く嫉妬心。それに比べて犬はこんな愛憎劇とは無縁だろう、と思っていたら……。犬も嫉妬心を持つ動物だということが証明されていた!(チワワスタイル Vol.25より)
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犬の世界も嫉妬心であふれていることが判明?
嫉妬とは何?
そう聞かれた時、皆さんはどのように説明するだろうか?
「人の嫉妬の一般的な定義は、主に恋愛関係に見られるもので、相手を奪われることへの怖れから来る否定的な感情です」と帝京科学大学講師の今野さん。恋人が知らない異性と仲良く話す姿を目撃して苛立ちを覚えた。そんな経験のある人もいるだろう。
アタシの方が絶対かわいいのに……
本誌編集部では、もう少し広い意味でも嫉妬は使われると考える。例えば、自分よりも先に出世した同期や、自分よりも裕福な暮らしぶりの友人に対しての羨ましさ・ねたましさなどの感情だ。これも広義の意味では、十分に嫉妬と考えられるだろう。まさに人間とは嫉妬深き生き物なのだ。
では、犬にも人間と同じような嫉妬心はあるのだろうか。
本特集では、読者チワワが実際に嫉妬するのか否か取材しながら、動物行動学の見地や研究結果を交えながら、犬が嫉妬する動物か探っていく。
果たしてその結果は?
お宅のチワワどうですか? ヤキモチチェックリスト
以下のような行動を多くとる、あるいは傾向のある犬の場合は、嫉妬深い可能性はある。あなたの愛犬はどうだろう。
□ 飼い主が他の犬と遊んでいると落ち着かない様子をみせる。
□ 飼い主が他の犬と触れ合っていると、間に割り込む。または、興味を自分にむけさせようと困った行動をとる。
□ 飼い主がぬいぐるみを触っていたら、吠える。
□ 普段から、いろいろなことへの不安傾向が強い。
□ 他の犬が飼い主と同じ空間にいるだけで、不安そうにする。
□ 家族の中でひとりの飼い主に依存している。
飼い主を取られる!? ことへの嫉妬を解剖!!
嫉妬心は生命維持に必要な感情 それは、生きるための術?
2012年に、帝京科学大学で行われた研究を紹介しよう(加園・藪田二〇一二)。数組の飼い主と愛犬に協力を願い、3つの場面を犬に見せた。
他の犬よりわたしでしょ?
①飼い主が愛犬の前で他の犬をかわいがる、②飼い主ではない人物が他の犬をかわいがる、③飼い主が愛犬の前にいる。すると、①の時だけそれを見ていた多くの犬が、落ち着きなく歩き回ったり飛びついたり、明らかに嫌がっている姿を見せたのだという。
もっとみてー
「この場合の犬の『嫉妬』は、第三者に飼い主を奪われることへの脅威を感じることで生まれます。飼い主ではない人物が他の犬をかわいがっても『嫉妬』する様子は見せません。自分と親密な関係を結んでいる飼い主が誰かをかわいがっているということが好ましくないのです。犬の『嫉妬』には、飼い主の注意を引きつけて、他の犬から飼い主を守る役割があるかもしれません」と今野さん。
嫉妬って食べ物?
そもそも、なぜ嫉妬という感情が必要なのだろうか?
「家族や仲間とともに暮らす社会的な動物にとって、競争相手であるライバルよりも有利にふるまうことが重要だからです。『嫉妬』の感情は、ライバルとの競争に勝つための行動を引き出してくれます。例えば、子犬の頃、母犬が他の子犬にたくさん母乳をあげていたら、自分ももっともらおうとします。他にも、オスは、繁殖相手のメスを他のオスに奪われないように守ります。生きるために欠かせない食べ物や繁殖相手を独占するために、『嫉妬』の感情が重要なのです」
愛ゆえの嫉妬です
犬の抗議活動とは?
犬は嫉妬すると抗議することがある。どんな行動をとるのだろうか?
犬が嫉妬した時にとる行動として考えられるのが、相手への攻撃。「うちのママをとるなー」といった感じで、場合によってはライバルとみなした相手を噛んでしまうことも。吠えてそこから立ち退かせようともすることもある。また抗議というよりも、飼い主の興味をひこうとする場合も多い。カーペットの上でオシッコするなども、嫉妬が理由のことがある。他にも考えられる行動を紹介。
❶ 間に入る
放っておかれるのきらい
飼い主と、かわいがられている犬の間に入り込んで邪魔をする。飼い主が他人と話しているとそういった行動をとることもある。
❷ 注意をひく
ねえ、こっちむいて!
電話している飼い主の顔を舐めたり、飛びついたり。ゴミ箱をひっくりかえすことも。抗議というより気をひく行動。
❸ ものを壊す
相手にして~
網戸をやぶったり、テーブルをかじったり。八つ当たりなのかな? と思っていたが、これも注目してほしいから。
食べ物と友達犬 大好きなものが絡むとちょっとだけ嫉妬?
りんの場合
兵庫県/奥田りん(メス・3歳)
散歩やゴハンの時間をズバリ予想できる犬。時間が近づいてきたら、そわそわし始めるのだそう。寂しがり屋なところがあり、家族が団らんしながら楽しそうにしていると、相手にしてほしそうに間に入ってくることもある。
隣家の仲良しの犬が家に来ると嫉妬することも
りんの体は小さいが、心はとても広い犬だ。
「うちの子はあまりヤキモチはやかないです」と母の祐子さんは語る。飼い主さんが他の犬をかわいがっても、まったく嫉妬しないのだそう。
しかし、取材班は見た! そんなりんが嫉妬しているところを!
お気に入りはわたしません
「わたしのものをとらないでー」
取材班が、りんの大好きなオモチャで楽しそうに遊んでいると、嫉妬したのか取り返そうとする。普段自己主張はしないが、この時ばかりは激しいりん。
りんには仲良し犬がいる。隣に住む、祐子さんの実妹・佳世さんの愛犬、ロッティ(オス・2歳)だ。同じチワワで、よく家に遊びに来るのだそう。特にりんがロッティのことを大好きらしく、ロッティの家が見える窓の前に立ち「来ないかなー」といった感じで、待ち続けることがある。そんなロッティにも撮影に参加してもらうために、呼んできてもらうと現れた瞬間に大喜び。
外を自由に駆ける友達犬に嫉妬?
りん「いいなあ」
ロッティ「うらやましいでしょ」
ロッティが来るのを窓の前でずっと待っていたりん。でも、窓をなかなか開けてもらえず。庭で楽しそうにしているロッティにちょっとヤキモチ。
しばらく仲良く遊んでいた2匹。しかし、大好きなキャベツを祐子さんがロッティにあげた瞬間、りんの目の色が変わった。「いいな! いいな!」という感じで、近くに走り寄って行き、間に割り込む。これは、まさしく嫉妬なのでは!? ロッティだけずるい! と思っているのか、穏やかなりんも、誰かが食べ物をもらうのを見ると「くやしー」と思うようだ。
姉ちゃんの膝の上は僕の特等席なんで
「誰にもわたさない」
ご家族は「りんは嫉妬しない」というが、取材中に長女の春花さんの膝の上にロッティが座ると、いくら仲良しであっても、少し嫌がるそぶりを見せた。
また、ロッティが新しいオモチャを買ってもらうと佳世さんの家に遊びに行った時、そのオモチャを持って帰ってくることもある。これも、羨ましさからくる嫉妬かも?
ヤキモチなんてやかないよー(たぶん)
散歩中に携帯をいじらないでー
りん「わーい」
ママ「かわいいね~」
ママ「あ、メールだ」
りん「ほっておかれてる」
許してあげようか
近くの河原まで散歩に行き撮影。途中で、春花さんが携帯電話をいじりはじめたら、「あたしよりそっちがいいの?」とちょっと嫉妬。機嫌を直してもらうために、顔を撫でてあげると満足。
一方、ロッティは嫉妬深いのかな?
ロッティ「ママだけはダメー!」
りん「わかったよ~」
りんよりも大分嫉妬深いらしい。りんが佳世さんに撫でられたり、膝の上にのったりすると、ヤキモチをやく。ロッティに睨まれてちょっとしょんぼりするりん。
ライターOのヤキモチ!?
かわいがられてよい生活しているなあ
いいでしょ?
犬を見ていると、お腹をみせれば撫でてもらえ、ゴハンも働かずとも食べられる。羨ましいなあと思う。そう思うのは、奥田家の皆さんも同じのようだ。まあそれも、かわいいからなせる技なのだ。
ぬいぐるみにも嫉妬する? 犬の性質のユニークな点は?
犬の嫉妬にはユニークな点がある。
「まず、イヌとは別の種であるヒト、つまり、飼い主との関係のなかで『嫉妬』がみられるところです。犬と一緒に暮らしている飼い主は他の犬をかわいがると、自分の飼い犬が『嫉妬』すると信じています」と今野さん。
別種に対して嫉妬がみられる動物では、犬と馬の報告が多いそう。「犬にとっての飼い主は、生みの親でも繁殖相手でもありません。でも、犬は飼い主がいなくなると生きていけません。飼い主を誰かに奪われる=生活の基盤を失うということなので、それを防ぐために生まれる感情でしょう」
飼い主への嫉妬も犬が進化の中で身につけてきた、生きるための感情なのだろう。また、もうひとつおもしろい点は、ぬいぐるみにも嫉妬するところ。
だってひとりじゃ生きてけないもん
「アメリカの研究者が、飼い主が3つのものをかわいがっている姿を愛犬に見せた時の反応を比べました。飼い主がカボチャや本をかわいがる素振りを見せても、犬は『嫉妬』する様子を見せませんでしたが、犬のぬいぐるみをかわいがっている場合だけ攻撃したり吠えたりそわそわしたり、嫉妬しているような行動をとっていたようです。犬は自分と同等とみなしている相手に『嫉妬』するようです」
生き物ではなくとも、姿かたちが似ているものにライバル心をもつということだろうか。
自分よりかわいいものなんてある? そう思っているヤキモチ犬
くるみの場合
兵庫県/坂井くるみ(メス・7歳)
10歳~30歳の女性が好きらしく、近づいていく。かわいいーと言われるとデレデレするのだそう。人懐っこく、いつも笑顔を見せてくれる癒し犬。階段が好きでよくのぼるが、踏み外してこけそうになるドジなところも。
テレビに映る犬や雑貨にも嫉妬する珍しい(!?)チワワ
くるみはなかなか嫉妬しやすい性格のようだ。特に、ご夫婦が他の犬をかわいがっていると、たまに我慢できずにワン! と吠えたり割り込んだりして邪魔をすることもある。相手に危害を与えるわけではないから、微笑ましいものなのだが。
写真なんか撮らずにねえ、アタシ見て~
邪魔しちゃえ
写真を撮るのが趣味の隆人さん。くるみのことを撮ることが多いのだが、恵美子さんを撮影していると、ちょっとヤキモチ。「アタシのことを見てよ!」ってな感じかな。
興味深いのは、テレビに映っている犬にもヤキモチをやくことだ。
「某番組の犬を紹介するコーナーの録画をたまに見るのですが、私達が画面の犬を見て『かわいい!』というと吠えたり、テレビに近寄って行ったりするんですよ」と奥様の恵美子さん。
他の犬には興味なしでいて
アタシの方が美人でしょ!?
犬のカレンダーを隆人さんが見ていると、少し悲しそうな表情に。「アタシの方がかわいいのにー」と言っていそうな感じ。
もしかしてテレビに映っている動物が、自分と同じ種だと理解しているのだろうか?
しかし、嫉妬の対象は犬だけではない。他の物でもご夫婦が「かわいい」と言うと嫉妬するようだ。
「小さな雑貨をかわいいと言っても吠えるんですよ」
パパを独り占めしないでー!
パパ大好きー
隆人さんのことが大好きなくるみ。恵美子さんと仲良く会話をしていると、間に割り込んできて邪魔をすることもあるのだそう。
また、ご夫婦の友人が小さなお子さんを連れて遊びに来た時にも嫉妬する。ご主人の隆人さんの膝の上にお子さんが長時間座っていると、寂しそうな、うるうるした目で気をひこうとすることがあるようだ。
ゴハンを横取りすると?
ママ、何やってんの?
恵美子さんが、くるみのゴハンを食べるふりをすると、嫉妬? いやいや、何やってんの? という顔で、恵美子さんを見ている。
「友人と子供が帰った後、ずーっと主人の膝の上に座っていましたよ」と笑う恵美子さん。
よっぽどご主人のことが好きなのだろう。愛情ゆえのヤキモチ。想像するとほんわかした気持ちになった。
テレビに映った犬にもヤキモチ!
くるみ「あ! 犬だよ」
パパ「かわいいねえ」
パパ「この子もかわいいねえ」
くるみ「なにー!? わんわん!」
スクリーンに映った巨大な犬。隆人さんが「かわいい」というと、吠えて威嚇。心配しなくても、パパはくるみのほうがかわいいと思ってるよ。
自由に外出うらやましいなあ
犬は散歩の時だけだもん
自由に出かけられる人間に嫉妬? 飼い主さんが外出の準備をはじめたら、お出かけ用バッグにちょこんと入って、連れて行ってアピール。「人間っていいな」
ライターOのヤキモチ!?
ちょっと芸をするだけで報酬をゲット
犬はいいなあ。だって、オテやオカワリをしただけで、オヤツがもらえるし、ほめられるんだもんね。オスワリなんて座るだけじゃんか。人間社会もそれくらい簡単に報酬をもらえたらなあ。と切に思うライターOなのであった。
男らしい顔立ちだけど中身は甘えん坊でヤキモチやき
英司の場合
兵庫県/根岸英司(オス・2歳)
甘えるのが上手で、膝の上に乗ってきてそのまま眠ることもある。体を触られることが好きだが、唯一苦手なのがシッポ。触られると嫌そうな顔をするのだとか。好きな遊びは引っ張りっこ、散歩が大好きの健康犬。
人間のやることが羨ましい 激しく燃える嫉妬心!
英司は男らしい名前のチワワ。顔も端正である。そんな犬だから、おそらくでーんと大きくかまえ、嫉妬はしない犬なのだろう。と思っていたけど、そうではないようだ。
嫉妬した後はケアが大切ですよ
そうそうかわいがってね
飼い主が他の犬と仲良くしている姿を見て嫉妬したら、ちゃんとケアをしてあげる優しい栞音さん。抱きしめて、愛情を確認。このひと手間で犬は安心する?
散歩中に他の犬を見た時、「かわいいー!」と飼い主さんが言うと、ヤキモチをやくのだそう。後ろ足だけで立って「僕も見てー」とアピールしてくる。その必死な姿に、根岸さん一家は思わず笑ってしまうのだそう。
むむむ、誰と話しているの?
どっかの犬としゃべってんの?
絵里さんが英司の前で電話をしていると、怪訝そうに見つめ、吠えることもあるのだそう。他の犬と喋っていると思って嫉妬しているのだろうか? いやいや、そんなわけないか~。
また、家族が他の用事をしていて、相手にされないと、いじけてしまうこともある。例えば、仲良しの長女の栞音さんがピアノをひいている時。ピアノが栞音さんと仲良くしていると勘違いしてしまうのだろうか、ちょっと嫌そうな表情になる。
飼い主の行動を、羨ましそうにしていることもある。これも、広義の意味で嫉妬といえるだろう。
ねえねえ、僕をかわいがってよ
そんなもんかわいいの?
栞音さんが趣味のピアノをひいていると、「僕もかわいがってー」とすり寄ってきた。いや、かわいがっているのじゃなく、弾いているのだけど。しょうがないから膝の上に乗せる栞音さん。
英司は歯を磨くのが好き。綺麗好きなのだろうか、あるいは単純に噛み心地がいいだろうか、歯ブラシを器用に手で持ち、はみはみする。なので、栞音さんが食事の後歯を磨いていると、羨ましそうに見ているのだとか。
おいしそうな果物ですねえ
あれほしい
キウイフルーツに興味津々の英司。絵里さんが台所に立つと「僕も食べたい―」といった表情を見せる。家族の食事中、嫉妬していそうな表情で見てくることもある。
また、ブラッシングされるのもお気に入り。母の絵里さんが栞音さんの髪の毛を櫛で梳いていてあげると嫉妬! 羨ましそうな目でママを見つめて、抗議するそうだ。飼い主のすることが羨ましい! と、かわいらしい嫉妬心を燃やす英司なのであった。
いいなあ! 毎日歯ブラシできて
ああそこそこ
英司「もう終わり?」
栞音さん「わたしは今から歯みがき」
歯みがきを1日3回もできる、栞音さんに嫉妬! 羨ましそうな顔を見せる。歯みがきが好きな犬なので、飼い主はお手入れしやすくて楽ちん。
嫉妬心でいじけてベッドにこもる
英司「知らない人となかよくしちゃって」
英司「もう怒った」
栞音さん「ごめんごめん」
これ、よく小学生くらいの子がやります。遊んでほしいけど、みんな忙しくて放っておかれたら、いじけて自分の部屋にこもる。家族が取材班と談笑していたら、ベッドの中に入っていった英司。
ライターOのヤキモチ!?
人形のようなルックスでモテモテです
かわいいからね
大きな瞳で、小顔で人形みたい。家族からは愛されるし、街を歩けばみんなからかわいいと言われる。つまり、モテモテ。ああ! 羨ましいです! って思っている人は多いはず。生まれ変わったらチワワになりたい。
嫉妬は不安から生まれる 適切に対応してあげよう
そもそもなぜ嫉妬をしてしまうの?
「嫉妬とはいろいろな感情が絡まりあって生じますが、その中でも不安が強く関係しています」という見解の今野さん。
「人間の研究では、『嫉妬』と『不安』に相関があることがわかっています。いろいろな場面で不安を感じやすい人は、嫉妬深いという傾向があります」
もし愛犬のいきすぎた嫉妬や、そこに起因する困った行動に手を焼いている飼い主は、適切な社会化が効果的。さまざまな場所へ連れて行ってあげたり、いろいろな人に会わせてあげたりすることで、自信がついて不安傾向は改善する可能性がある。
小さなヤキモチはスパイスだけど やきっぱなしは疲れちゃうもんね
愛犬の嫉妬からくる行動でもっとも困るのは対象物への攻撃だろう。愛犬が嫉妬深いならば、他の犬と接する時には愛犬のリードを短く持ち、飛びかかれないようにするなど工夫が必要だ。室内であれば、愛犬と他の犬を会わせないような配慮を。
犬の嫉妬のほとんどはかわいらしいものだが、愛犬の心の負担になったり周囲に迷惑をかけたりしないよう、飼い主が注意してあげよう。
Text:Daizo Okauchi Photos:Michio Hino
監修:今野晃嗣先生
帝京科学大学講師。動物の個性や性格の生物的基盤の解明をめざし、質問紙法から遺伝子解析まで、幅広い手法を使って研究を進めている。日本動物心理学会、日本動物行動学会などに所属。
(出典)・P37 加園沙織、藪田慎司(2012)愛着対象である飼い主が他犬に触れているときイヌはどのような行動をとるか ヒトと動物の関係学会誌 31,70−74 ●p40 Harris CR, Prouvost C (2014) PLoS ONE