小雨の降る10月15日、猫に仮装した化け猫人間で、通りはごった返していた。
会場は地下鉄東西線・神楽坂駅とJR・飯田橋駅をつなぐ「神楽坂通り」。賑々しい商店街に、赤城神社に毘沙門天(善國寺)。『吾輩は猫である』で知られる夏目漱石のゆかりの地であり、江戸時代から花街として文化を支え、猫と縁の深い街として猫好きの人からも猫からも愛されてきた。
変身完了! いざパレードへ!
2010年から始まった「化け猫フェスティバル」は、年齢・性別・職業も国籍も関係なし、猫がモチーフの仮装ならばなんでもOK! と、自由なスタイルのお祭りで、年々盛り上がりをみせている。
毎年海外からも多くの方が訪れる
猫ヘッドの「スコニャン」さん。ベルギー猫祭りにも参戦予定
神楽坂駅前の本部ではプロのメイクさんによるキャットメイクのサービス、特別出店の出店が猫モチーフのパンやお菓子を売っていて、パレードに向けて、念入りな変身と腹ごしらえができるようになっている。
メイクはしたことない男性でも、メイクサービスがあるから誰でも化け猫になれる
猫グッズや猫スイーツも並ぶ
商店街の喫茶店では変身完了の化け猫たちがお茶していたり神社詣でしていたり……と可笑しな光景。
音楽隊の太鼓にラッパの音色が響き始めると、パレード開始! 行進するみなさん、化け方の方向性がマチマチです。和猫、洋猫、可愛い系、怖い系、リアルな猫ヘッドに猫侍!? なんと本物の猫まで! こんなお祭り見たことありません!!
にゃんと! ホンモノの化け猫も参加!?
引き続き飛び入り自由参加型の猫版阿波踊り「あにゃ踊り」が始まります。あにゃあにゃ♪ あにゃあにゃ♪ と街は不思議な高揚感が加速していきました。
2018年は10月14日開催。猫に化けて、神楽坂を練り歩いて、踊り狂ってみよう♪
神楽坂化け猫フェスティバル 公式サイト
http://bakeneko.oops.jp
取材・芳澤ルミ子