散歩中に愛犬が吠えてしまう原因と吠えを抑える方法

散歩中に愛犬が吠えてしまう原因と吠えを抑える方法

散歩の時に「どうして愛犬が吠えるの?」とお悩みの飼い主さんも多いと思います。実は吠えるのには理由があるので、悩みを解決するためには「どうして吠えてしまうのか?」を考えることが大切です。そこで、愛犬が吠えてしまう原因と落ち着かせる方法をお伝えします。

  • サムネイル: PECO編集部
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犬が散歩のときに吠えてしまう原因は主に3つ!

愛犬が散歩中にすれ違った他の犬や通行人に吠えてしまって、困っている飼い主も多いようです。
けれども、犬をよく観察してみると吠え方に違いがあることに気がつきます。
目に映るものすべてに吠える犬もいるくらいですから、吠える理由は犬によって違うのです。
しかし、犬は意味もなく吠えているわけではありません。
犬は吠えることで何かを伝えようとしているのです。まずは吠える原因を確認していきましょう。

恐怖心から吠えてしまうケース

飼い主にとっては何でもないことも、犬は「怖い経験だった」と記憶していることがあります。
例えば、過去に強面の大型犬から吠えられたり、車にひかれそうになったりした経験に心当たりがあれば、恐怖心から吠えているのかもしれません。
恐怖心から吠えているときは、尻込みしながら吠えていたり、いつもより高めの声で吠えていたりと緊張している様子が見て取れるはずです。

また、しっぽも恐怖を感じているかどうかを判断できる大切なポイントです。後ろ足の間にしっぽを挟んでいたり、しっぽが下を向いていたりすれば、恐怖を感じている可能性があります。

一度吠えているときの様子をしっかりと観察してみて、愛犬が恐怖を感じているようであれば、散歩中にどんな怖い体験をしたのかを思い出し、原因を探してあげましょう。
また、恐怖心を克服するのは大変なことなので、愛犬の様子を見ながら根気よく慣らしていく必要があります。

他の犬との接触に慣れていないケース

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普段、他の犬との出会いがない犬は、散歩中に新しい犬を見かけると吠えてしまうことがあります。
他の犬との触れ合い方がわからず戸惑っていることもあれば、遊びたさから気が急いて吠えていることもあります。
他の犬とのコミュニケーションに慣れていないのなら、犬がたくさんいる場所に出かけて他の犬と出会う機会を徐々に増やしてあげてください。

警戒心を持ってしまっているケース

散歩中にいろいろなものに対して吠えてしまう犬は、散歩中に見かけるものを警戒している可能性があります。
神経質な性格の犬はとても繊細なので、私たちにはわからない違和感を覚えているのかもしれません。
自分の影や鏡に映る自分の姿に対して吠えてしまうこともあります。
また、自分がマーキングした縄張りに他の犬がいると、警戒して吠え出すことがあります。
そんなときは愛犬を優しく抱きしめて「警戒しなくても大丈夫だよ」と教えてあげましょう。

愛犬が散歩中に吠えてしまったら!落ち着かせるコツ

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紹介したケース以外にも、何かを要求しているときや散歩で興奮しているときに吠えることもあります。
とはいえ、吠えることで犬が気持ちを発散している状態はよくありません。
吠えることで怖いもの・不審なものを追い払うことができてしまうと、犬は「吠えればいなくなってくれる!」と間違って覚えてしまい、吠え方がエスカレートすることもあります。
散歩中に愛犬が吠えたら、まずは落ち着かせてあげるようにしましょう。
ここでは散歩中に愛犬を落ち着かせるコツをお伝えします。

①吠える相手に慣らすことが必要

恐怖心や警戒心から吠えてしまう犬に安心してもらうには、吠えている人や物に時間をかけて慣らしていくしかありません。
まずは吠える相手に徐々に近づいてみましょう。そして、吠えずに近づけたら褒めてあげてください。
愛犬が相手に気づいてから吠え始める距離を徐々に縮めていくことができれば、次第に慣れていくはずです。

②いつも吠えてしまう相手には気づかせない

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私たちにどうしても忘れられない記憶があるように、犬にも忘れられない嫌な思い出があります。
吠えが改善しないのなら、忘れられないほど嫌だった記憶があるのかもしれません。
慣れるのが難しいなら、お散歩コースを変えたり、途中で方向転換したりして愛犬が相手に気づかないように工夫してあげましょう。
注意を逸らすために、おもちゃやおやつを準備しておくのも効果的です。
名前を呼んで飼い主に注意を向けておくのもよいでしょう。
愛犬によって注意を逸らせる方法は違うので、散歩中にいろいろ試してみてください。

③吠える前に指示をする

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お座りや伏せを覚えている犬なら、吠え出す直前にお座り・伏せの指示を出すことで、吠えないでいてくれるかもしれません。
大切なことは愛犬に命令を守ることに集中させてあげることです。
指示をしても言うことを聞かない場合は、犬は自分が散歩のリーダーだと勘違いしている可能性があります。
愛犬が先に走っていくような散歩の仕方をしている場合は、飼い主であるあなたがリードをコントロールして、散歩の主導権を握っているのは飼い主だと教えてあげましょう。
そうすれば、吠えてしまう相手に出会ってもリーダーの動きや指示に注目するため、指示をしなくても吠えることが少なくなるはずです。

まとめ

愛犬がなぜ吠えるのか、その原因をきちんと理解した上でトレーニングを行えば、散歩中に吠えなくなっていきます。
まずは吠える原因を探して、吠えてしまう人や物を警戒しなくても大丈夫だと安心させてあげることから始めましょう。

コンテンツ提供元:愛犬と行きたい上質なおでかけを紹介するWEBマガジン Pally

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