運動の後はしっかりキレイに清潔に!愛犬の【散歩後の手入れ】方法

運動の後はしっかりキレイに清潔に!愛犬の【散歩後の手入れ】方法

お散歩は、肥満の予防や関節炎などのリスクを軽減、またストレス発散にもなるためとても重要な日課です。 また、犬にとって外の世界に触れることは、社会性が身につくことにもつながります。人や物に慣れることで、動物病院やペットホテルを利用するときにも上手に対応できるようになるでしょう。

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このように、愛犬にとって大切な「お散歩」ですが、そのあとのケアもとても重要。外出することで、汚れや虫などを持ち帰ることになるからです。

では、正しい手入れとはどのようなものでしょうか?「毎回シャンプーが必要?」「足は乾拭きがいいの?それとも濡れたタオル?」などなど、疑問が多くあるものです。

そこで今回は、【お散歩後の手入れの正しい方法】についてご紹介していきます。

ぷにぷに!まずケアしてあげたい【肉球】のお手入れ

肉球は、歩行の際の衝撃を吸収したり体を守ったりと、犬にとってはとても重要な役割を果たしてくれます。

肉球には唯一の汗腺があるほか、温度や痛みを感じやすい敏感な部分。肉球を保護するために、犬専用の靴を履かせる飼い主さんもいるほどです。

硬いアスファルトを歩くことで肉球が硬くなったり、真夏の炎天下では地面の温度が50度以上にもなるため、肉球が火傷することもあります。

そうすると、肉球周りや指の間に湿気がこもってしまい、かぶれやアレルギーの原因になることも。一度のお散歩で、意外とダメージを受けているものなのです。

お散歩する時間帯も考えつつ、帰宅してからケアをしっかりとしてあげましょう。

何か刺さったりしてないか、怪我していないかチェック

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外でのお散歩は、何が落ちているかわからないものです。

むき出しになっている肉球で、思わぬものを踏んでしまうこともあるでしょう。

お散歩から帰ってきたら、すぐ足のうら・肉球をチェックすることが大切!砂などを払ったたあと、クギや尖った石、プラスチックの破片、木片などが刺さっていないかチェックしましょう。

また、切り傷やすり傷、腫れた部分がないかを確認するのも必要です。

黒い肉球の場合、目視では異変に気づけないこともあります。触ったり揉んだりしてみて、痛がらないかもみてください。

濡れたふきんだけで済まさないで!乾いたふきんで湿気をオフ

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肉球をチェックしたあとは、濡れたふきんでこまかい隙間まできれいに拭き、汚れなどを落としましょう。

そのあとは、必ず乾いたふきんで水分をしっかりと取ることが重要です。

肉球とその周りにある毛が湿気を保ちやすく、皮膚が蒸れて菌が発生し「指間炎」となるおそれがあるからです。

そうなると、犬は違和感から噛んだり舐めたりするため、指間炎は完治が難しいといわれています。

そのため、肉球をしっかり乾燥させるのはマストといえるでしょう。

また、濡れたまま自然乾燥を習慣にしていると、肉球が傷んでしまうことも。

人間の肌や髪を濡れたままにしておくと乾燥して傷んでしまうのと同様、ワンちゃんの肉球もきちんとタオルドライしてあげてください。

保湿クリームが必要なことも

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しっかりとタオルドライをしたあとは、肉球クリームを塗るのもおすすめ。

お散歩のたびに塗る必要はありませんが、乾燥していたら必ず塗ってあげましょう。

乾燥はひび割れの原因となり、一度ひび割れると治るのに時間がかかります。

完治するまではお散歩に行けなくなるため、犬にとってはストレスとなるでしょう。

外の汚れがついてきている【毛】のお手入れ

お散歩のあとは必ず、愛犬の毛の手入れを行いましょう。

外出することで思わぬ汚れが付いてきます。

暖かい時期はノミやダニが、冬の季節はひっつき虫や枯れ草が毛の中に侵入するのです。

あぜ道や河川敷にある雑草を除去するため、農薬や除草剤をまかれていることも珍しくありません。

薬剤が体に残るのを防ぐためにも、毛のお手入れは大切です。

愛犬の毛の状態や体を触ることで、異変にも気づきやすくなるのもメリット。

愛犬とのコミュニケーションもとりやすくなるので、毛のお手入れは必ずしてあげましょう。

毎回シャンプーの必要はない!きれいにブラッシングを

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シャンプーをしすぎると、犬の体に必要な皮脂まで落としてしまうため、毎回行なう必要はありません。

犬にとっては月1〜2回でよいともいわれています。

砂やホコリを大まかに取り除いたら、ブラッシングをしてあげましょう。

毛に付着した虫や草などを取り除き、清潔さを保つことができます。

また、ブラッシングすることで犬の皮膚への風通しが良くなり、皮膚病となる湿気を取り除いたり、血行促進のメリットも。

毛並みに沿ってゆっくりと20分ほど行なえば、犬をリラックスさせることもできます。

顔周りや、耳の中もおねがいね!

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耳のお掃除も大切です。

耳のお手入れを怠ると、耳ダニの感染、外耳炎となってしまうおそれもあるので、こまめにケアしましょう。

イヤークリーナーをしみこませたコットンを汚れた部分に当て、汚れが浮いたら優しくふき取るようにします。

目ヤニがないかも同時にチェック。

濡れたコットンを使って目ヤニを柔らかくし、ふやけたらそっと取りのぞきましょう。

これらのケアは、病気の予防・早期発見にも繋がるため、毎回必ず行うことが大切です。

水分が残らない気配りも忘れずに。

あると便利!お散歩帰宅後のお手入れにおすすめのグッズ

ここまで、お散歩後の愛犬のお手入れについてご紹介しました。

愛犬の健康を保つためにも、病気の予防のためにも、ケアは必ずしてあげましょう。

毎日のことだから、お手入れに大切なグッズも気になるところ。

ここからは、あると便利なおすすめのグッズをご紹介します。

玄関に用意しておこう!ただいま後のお手入れグッズ7つ

お散歩から帰ってすぐ手入れ出来るよう、玄関に「お手入れグッズ」があると便利ですよ。

専用のカゴを作っておいておくのもおすすめです。

1.タオル2〜4枚
2.イヤークリーナー
3.コットン
4.綿棒
5.肉球クリーム
6.ペット用ブラシ
7. おやつ

5の「肉球クリーム」には、犬が舐めても安心なオーガニック製品など、自然由来のものがおすすめです。

お値段は少しお高めですが、健康のためによく、香りが自然なのも嬉しいですね。

参考:Pet-Cool オーガニックシアバター

7の「おやつ」は、お手入れが苦手な犬用です。例えばブラッシングが嫌いな犬だったら、優しく名前を呼び、おやつをあげながら体をなでます。

その間に、嫌がらない箇所から少しずつブラッシングを進めてみましょう。

おとなしく待つことができればご褒美としておやつを。

「ブラッシング=楽しいこと」と覚えて、慣れてくれるとよいですね!

まとめ

愛犬にとって、毎日のお散歩と同じくらい、散歩後のお手入れも大切です。手順が多く手間もかかりますが、慣れてしまえばそれほど大変に感じなくなりますよ。

病気の予防のためにも、しっかりしたケアをこころがけましょう

 

コンテンツ提供元:愛犬と行きたい上質なおでかけを紹介するWEBマガジン Pally

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