【シー・ズー】お散歩のお悩み解決 性格を知って、お散歩をもっと楽しく!
愛らしい表情と美しい毛並みが魅力的なシー・ズー。小型犬の人気ランキングにも必ず上位に入る人気の犬種です。中国語では「ライオン犬」の意味を持ち、門外不出の”神の使い”として大切に育てられていたと言う説も。すました顔に威厳を感じるのも納得です。室内犬として育てることに向いているシー・ズーですが、やはり日々のお散歩は大切です
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目次
愛犬とのコミュニケーションにもなりますし、健康管理のためにも運動させることはマストと言えるでしょう。
あるある!シーズーのお散歩に関するお悩み5つ
毎日のお散歩は欠かせないからこそ、シーズーにあった方法を知りたいですよね。
ここからは、シーズーのお散歩についてのよくあるお悩みを解説していきます。
Q1.若くて健康なシーズーに適した散歩の距離・時間・回数は?
A:
犬のお散歩は、健康管理のために必要とされていますし、外へ出ることでのびのびと走り回ることができ、遊びたい欲求を満たすことができます。
ただ、シーズーは意外と頑固なところがあるため、散歩を嫌がったり、外へでたがらない時は無理に引きずり出すのはよしましょう。
シーズーに適したお散歩時間は、毎日1回30分が目安です。どちらかといえば、距離よりも「お散歩の質」が大切なので、新しい発見のある場所を歩かせると満足度も上がるでしょう。
階段、土や草の上など、変化に富んだコースを選ぶことで、必要な筋肉の強化にもつながります。
シーズーには、このような<好奇心>と<体力>を十分に満たしてあげるお散歩がぴったりなのです。
時には愛犬の興味や反応などを見て、コースを変えるのもおすすめです。
Q2.子犬は何ヶ月からお散歩デビュー?
A:
シーズーに限らず、子犬のお散歩デビューをする前には「ワクチン接種」を済ませることがマストです。
家の外には致死率の高いウイルスもあるのでとっても危険。生まれてから45日〜60日頃に1回目のワクチン、その1か月後に2回目。
そして個人差はありますが、万が一に備えて3回目のワクチンの接種を推奨する意見もあります。
このワクチンプログラムが終了する、生後4〜5か月以降から、お散歩デビューできることになります。
ただ、この期間が犬にとっては大切な「社会化期」で、社会性を身につける重要な期間。
できるだけ様々な環境に慣れるのに、実はたいへん望ましい時期なのです。
できれば、愛犬を抱っこしながら少しのお散歩をして、外の世界に慣らすことを積極的に行ないましょう。
その際には、ほかの犬との接触がないように気をつけることが大切です。
抱っこ散歩は、飼い主と愛犬とのコミュニケーションにもなり、ワクチンプログラム終了後のお散歩デビューもスムーズに行えることでしょう。
Q3. お散歩に出たがらない時の対処法は?
お散歩を嫌がり、外に出たがらないときは本当に困りますね。毎日のお散歩が大切だからこそ、飼い主としては心配にもなります。
しかし、愛犬の気持ちをしっかりと理解してあげることも大切です。ただ機嫌が悪いだけではない場合もあるので、原因を探すことも必要となります。
●爪が伸びすぎている(肉球に刺さっている)
●顔の毛が伸びすぎて目に刺さる
など、まずは身体に痛みや不具合がないかを見てみましょう。
お散歩前のチェック、日々のケアをしっかり行うことが大切です。
伸びきった爪はしっかりとカットして歩きやすくし、顔の前の毛はゴムで結ぶなどして、視界をよくしてあげます。
また、お散歩から帰ってきたら肉球をキレイに拭き、毛をブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングは、毛についた汚れを取るだけでなく、血流の促進と皮膚病の予防などにも役立ちます。
●太りすぎて動きたくない
というケースもあります。
シーズーは体の毛が長いため、肥満の見極めが難しいかもしれません。
個体差がありますが、シーズーは体が完成する生後18カ月で4.5~7.3キロくらいになると言われています。
この時期の体重が標準体重の目安となるので、記録しておけば肥満かどうかのチェックができますね。
ただし、シーズーは美しい被毛が特長の犬種。
体重管理を行う際に食事制限で無理なダイエットを行うと、被毛に栄養素が行かなくなり毛並みが乱れたり、ツヤがなくなってしまうことも。
食事制限に頼らず、運動量を増やして脂肪を減らす方法を中心に取り組んでみてください。
無理なダイエットは愛犬の体に負担をかける可能性もあるので、迷った時には獣医師に相談しながら進めてください。
Q4.お散歩から帰ってきても落ち着きがないのはなぜ?
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お散歩から帰ってきても犬が落ち着きなく「もっと遊びたい!」という行動をとったときは、お散歩が十分でなかった可能性があります。
まだ体力が余っているので、大好きなおもちゃを使ってもう少しだけ遊んであげるとよいでしょう。
もしお散歩の途中で疲れている様子が見られたら、早めに切り上げて休ませてあげましょう。
シーズーは運動が大好きなため、自分の体力を超えて動きすぎる傾向にもあります。
椎間板ヘルニアに注意が必要な犬種なので、しっかりと見守ってあげましょう。
日々のお散歩途中や終わりに犬の状態を見て、満足度をチェックすることをおすすめします。
毎日のお散歩の質が上がり、コミュニケーションもよく取れるようになるでしょう。
Q5.お散歩前のしつけも大切
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お散歩を楽しくするためには、しつけが必要となります。
基本的には、飼い主の主導で歩くことが大切。
その理由は「飼い主(リーダー)には従うこと」という順位を狂わせないためです。
犬はそもそも群れを作って生きる動物であることから、飼い主のリーダーシップやルールがなく自由に動けることで「自分がリーダーだ」と認識したり、逆に不安に感じてしまうこともあります。
飼い主も愛犬も快適なお散歩のためには、飼い主の歩くペースに合わせ、飼い主より前へ行かない「リーダーウォーク」をぜひ習得したいもの。
愛犬に教える時にはリードを短く持ち、引っ張ったら一旦立ち止まるなどを根気よく行いましょう。
ただし、リードは引っ張りすぎないことが大切です。
引っ張りすぎるとトラウマとなり、お散歩すること自体が嫌になってしまうこともあります。
また、音に過度に反応して立ち止まる犬もいます。
音への過敏な反応を防ぐためには、前もって生活音に慣れさせることが大切です。
テレビやラジオの音を流したり、掃除機や洗濯機などの音を聞かせることで解決するかもしれません。
こうしていろんな音に慣れると、お散歩のときに極度に怖がることがなくなります。
ただし、恐怖感をひどく感じているときや、あまりに動かないときはおやつやおもちゃを見せて、怖いものから注意をそらすようにしましょう。
その場所を通る必要がないのであれば、翌日からは別ルートのお散歩をしましょう。
まとめ
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大型犬と違い持久力は少ないものの、爆発的な体力でわたしたちを驚かせるシーズー。
ある程度の自由を与えながら、疲れた様子が見えたら早めにきりあげるなど、彼らに合った対応が必要になります。
シーズーならではのお散歩の注意点を考慮し、ワンちゃんも飼い主さんも、楽しいお出かけをしましょう。
コンテンツ提供元:愛犬と行きたい上質なおでかけを紹介するWEBマガジン Pally