MY♡DOG
【3つのCaseから分析する】飼い主の「キモチ」、犬の「ホンネ」Case 2

【3つのCaseから分析する】飼い主の「キモチ」、犬の「ホンネ」Case 2

愛犬にとってよかれと思ってしていることが、実はストレスになっていることも!? それを検証すべく、専門家に実際犬たちはどう思っているのかを聞いてみました。(MY♡DOG Winter 2019-20 Vol.1より)

  • サムネイル: MY♡DOG編集部
  • 更新日:

Case 2 西山嘉治さん & チーチくん、チョンくん

飼い主のキモチ


「いつも2頭に何かしてあげられないか考えています」

東日本大震災の被災犬だったチーチくんとチョンくんを家族の一員として迎えた西山さん。チーチくんの闘病生活もスタートしましたが、旅行の機会が増え、多頭飼いライフを楽しんでいます。

犬たちのホンネ


飼い主のキモチ1

福島の被災地で彼らと出会ったときから、2頭はいつも一緒。体の小さなチョンがリーダーで、チーチが用心棒という関係かな。出会ったときのチーチはものすごくやせていて、ずっとチョンのことを守ってきたんだな……とそのキズナに感動しました。留守番させるときも、2頭一緒だと安心です。

留守番させるときも、2頭一緒だと安心です。


犬たちのホンネ1

いつも一緒にいるなら2頭の気が合っている証拠。退屈しがちな留守番も一緒ならリラックスしやすいでしょう。

いつも一緒だから安心!

いつも一緒だから安心!

飼い主のキモチ2

チーチのがんがわかってから、2頭と過ごす時間をいちばん大切にしています。キャンピングカーを買って休みのたびに遠出して、1年近くかけて一緒に日本中を回りました。僕は犬のボスになるんじゃなくて、犬と人とで対等に付き合うのが好き。何をしたいんだろう? どうしてほしいんだろう? と彼らの顔を見ながらいつも考えています。

キャンピングカーを買って休みのたびに遠出して、1年近くかけて一緒に日本中を回りました。


犬たちのホンネ2

犬は飼い主と一緒にいろんなところに行くのが大好き! 外に連れ出すと情緒も安定しやすいので自然の多いところへどんどん連れていってあげて。

ずっと一緒にいられるから旅行は大スキ!

ずっと一緒にいられるから旅行は大スキ!

飼い主のキモチ3

チーチとチョンは、2頭だけで被災地をさまようというとんでもなくつらい経験をした犬。その頃のことを覚えてるかどうかが気になりますね。全部忘れて、幸せになってくれているといいんだけど……。

その頃のことを覚えてるかどうかが気になりますね。


犬たちのホンネ3

犬にとって「過去」と「未来」はなくいちばん大切なのは「今」。犬と過ごす時間を大切にして「今」を楽しくしてあげよう。

覚えてないカモ…?

覚えてないカモ…?

飼い主のキモチ4

彼らが家に来てから生活ががらりと変わり、友達がものすごく増えました。毎日散歩して、ごはんも手作り。家で過ごすときはずっと一緒です。彼らは僕にとっての生きがい。一日でも長く一緒に過ごしたい!

家で過ごすときはずっと一緒です。彼らは僕にとっての生きがい。一日でも長く一緒に過ごしたい!


犬たちのホンネ4

ケアが必要な犬たちと犬に癒やされている飼い主。バランスよく共生している好例ですね。犬を飼うことでコミュニティが広がっている点も素晴らしい!

おうちにいるのも楽しいよ!

おうちにいるのも楽しいよ!

――――――――――――――――――
<PR>

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康


<PR>
――――――――――――――――――

保護犬として引き取り 今は大切な家族になった2頭

東日本大震災の被災犬としてさまよっていたところを保護され、西山さんの家に引き取られたチーチくん&チョンくん。2頭を迎えたことで西山さんの生活もがらりと変わり、友達も増えてにぎやかに過ごしていましたが、昨年チーチくんの肝臓がんが発覚。治療しながら2頭と一緒に過ごす時間をさらに大切にしているそうです。

西山嘉治さん


西山嘉治さん
以前から大型犬が好きだったという西山さん。朝夕、1時間以上の散歩を欠かさず、健康的な毎日を送っている。「この2頭のために生きている」と言うほど愛犬中心の生活を満喫している。

チョンくん(右)(オス・推定12才/ミックス)
チーチくん(左)(オス・推定11才/ラブラドール・レトリーバー)
被災犬としてさまよっていたときも、一緒に行動していたというチーチくん & チョンくん。チョンくんにも骨肉腫が見つかり手術したが、毎日をゆったり丁寧に過ごしている。

DR.KANO'S MESSAGE

「譲り合い」が多頭飼いのキーワード


「譲り合い」が多頭飼いのキーワード

犬の個性はそれぞれで、食べ物、寝る場所、おもちゃなど、こだわりポイントも違います。仲よく過ごしている2頭なら、こだわりポイントが異なり、うまく譲り合っているのでは。一緒なら不安もストレスも減り、楽しく過ごしているはずです。

企画・構成/SOULWORK
撮影/秋馬ユタカ
撮影協力/SHOKUYABO
写真提供/西山嘉治

関連記事

【犬の幸せ 人の幸せの違いとは!?】君とわたしのHappy理論

【3つのCaseから分析する】飼い主の「キモチ」、犬の「ホンネ」Case 1

【3つのCaseから分析する】飼い主の「キモチ」、犬の「ホンネ」Case 3

【愛犬のこと、ホントにわかってる!?】7つの『ホンネ』を犬目線で検証!

内容について報告する