【コーギースタイル】キミがいてボクがいる MY DOG！ MY STYLE！01（Vol.41）

いつだって元気でオチャメで、ちょっとヘタレで甘えん坊。コーギーがいるところには、いつでも笑い声があふれている。愉快なコーギーさんと飼い主さんの暮らしぶり、今回も見せてくださ～い。（コーギースタイル Vol.41より）

コーギースタイル編集部
更新日：2020.12.11

マーキング

初代でコーギーにハマり、現在3代目が登場性格に合わせたトレーニングを考えるのも楽しい！

山田佐由里さん＋漣（オス・6歳）、煌（オス・2ヶ月）

撫でられて気持ちよさそうな煌と我関せずの漣（笑）。

来たばかりの3代目はなかなか手強そうなにおい？

「最初は柴犬を飼うつもりでした。でもネットでコーギーの子犬を見つけあまりのかわいさに衝動買い。コーギーのことをまったく知りませんでした」そう話すのは、千葉県にお住まいの山田佐由里さん。ご主人の宗悦さん、漣（オス・6歳）と暮らしている。漣は2代目で、初代は夾。やっぱりオスのコーギーで、この夾が佐由里さんのコーギー好きを決定づけた。「初めての犬で、その分、甘やかしてしまいました。1歳半くらいの時に本気噛みされて、これはまずいと思ってトレーニングを始めたんです」

佐由里さんに呼ばれて一直線。トレーニングの一環だけどうれしそう。

このトレーニングが夾にばっちりとハマり、ぐんぐんと信頼関係が上昇。同時に佐由里さんも愛犬と何かを成し遂げる喜びに目覚め、競技会や展覧会に出場して賞を取るまでになった。佐由里さん自身がハンドラーとして出場したこともある。そうしてもっとコーギーといろいろしてみたいと考えて迎え入れたのが、2匹目の漣になる。「でも、漣は夾とまったくタイプが違いました。夾と同じように教えても、できるとは限らない。夾はイケイケでいつもにぎやか。失敗も派手なタイプでした。一方、漣は普段おとなしくてどこにいるかわからなくなるほど。競技会になるとスイッチが入るタイプですが、『やるぜー！』というよりは淡々と仕事をこなすような感じです」

漣もナデナデされるのは嫌いじゃない。

少々怖がりの気があった漣は、何か苦手なことがあると萎縮してしまうタイプ。1匹目のコーギーがイケイケドンドンの夾だったので、コーギーはみんなそうだろうと思っていた佐由里さんには意外な出来事だったという。漣の性格を理解してからは、彼に合わせたトレーニングに切り替えた。「あんまりガツガツいかないで、ゆっくりと教えるのがいいみたいですね。トレーニングや散歩は好きで、その時は生き生きしていますが、終わったら家でまったりしているのも好きです」

漣は撮影でお疲れモード。佐由里さんに甘えん坊。

きっと漣は根本がのんびり屋さんなのだろう。チャキチャキしていた夾は2017年6月に虹の橋を渡った。頼りにしていた兄貴分がいなくなり、寂しく感じつつも平穏な日々を過ごしていた漣。しかし、つい最近、その静寂を覆すヤツがやってきた。ニューカマーの煌（オス・2ヶ月）である。「漣を迎えたブリーダーさんに良さそうな子がいたら教えてほしいと伝えてあったんです。連絡をいただいて見に行って、ひと目見た瞬間に『悪そうだな〜』と思いました（笑）」この〝悪そうだな〜〞は、ことさらに悪い意味ではない。やんちゃで闊達で気が強そう。言い換えれば、とてもトレーニングのやりがいがある、という意味だ。夾や漣で〝愛犬と一緒に何かをする〞ことに目覚めた佐由里さんにとっては、ぴったりの子犬だった。

家に来てわずか3日だけど、煌の存在感が増している。佐由里さんの目を盗んでイタズラ中。

取材日は煌が来てからわずか3日後のことだったが、すでになかなかの存在感を発揮していた。初めての散歩もまったく物怖じしないで歩く。「煌は相当、自己主張が強いタイプだと思います。ケージの中にいても、活発に動き回って〝ボク、ここにいるよ〜〞と自分の存在を主張してきます」3匹目のやんちゃ系男子を佐由里さんがどうやって育てていくか。おとなしい兄貴・漣とたくましい弟・煌がどんな関係を築くのか。山田家は今、とってもワクワクした状態になのだ。