世界旅行気分を味わえそう!異国情緒あふれる『世界の旅猫カレンダー2021』で旅気分♪
毎年大好評!辰巳出版のカレンダーシリーズ!犬猫写真家&エッセイストの新美敬子さんが世界中を旅し、各国で出会った猫たちとその風景を物語る『世界の旅猫カレンダー2021』が辰巳出版から発売されました。2021年は、世界の猫愛にあふれたカレンダーはいかがですか?
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2021年は、「世界の旅猫カレンダー」で決まり!
『世界の旅猫カレンダー2021』より
表紙:マルタ共和国(バレッタ)にて
2021年版の表紙は、地中海に浮かぶ島国マルタ共和国の首都・バレッタで出会った一匹の猫。高いところにある窓で器用に寝ているところを風が通り抜けてとても気持ち良さそう。後ろ足をつっぱり、前足も窓格子にかけて背中やお腹は痛くないのかな?と思ってしまうほど、窮屈そうにも見えますが、だらりと垂れたしっぽと半開きの目から察するに、熟睡していたご様子かな。
世界中で出会った、異国情緒あふれる猫たち
世界には、いろいろな環境で暮らす猫たちがいる。カメラを向けると元気よく駆け寄ってくる猫もいれば、カメラなんて動じずマイペースに昼寝や散歩を楽しむ猫もいる。遊んでくれそうな人を見極めては、猛烈にアピールする猫もいたり、道に迷ったら地元を案内してくれたりと、新美さんが各国で出会った猫たちは、とても個性豊かで可愛さに溢れていた。カレンダーをめくる度に、こんなに素敵な街並みでのびのびと暮らしている猫たちがいるのかと思うと羨ましい限り…猫の可愛さは世界共通だ!
旅に出かけよう
さぁ、ここから先は新美敬子さんが世界を旅し、各国で出会った猫たちと街並みの風景をご紹介します。
あなたも一緒に、猫のいる世界旅行へ出かけてみませんか?猫の魅力をたっぷりと味わえる旅へ、新美さんが連れて行ってくれますよ♪
『世界の旅猫カレンダー2021』より
1月:台湾(十分)にて
これから願い事を書き入れる天燈(ランタン)の前で、「こういうふうに飛んでいくよね」と空に舞い上がる天燈の様子を再現してくれました。まるで猫ちゃんも天燈と一緒に飛んで行ってしまいそうです。
『世界の旅猫カレンダー2021』より
2月:ポーランド(グダンスク)にて
ポーランドの湾岸都市・グダンスクは、運河に面する港町。さまざまな国との貿易の拠点として栄えたグダンスクの建物は、ドイツやヨーロッパの建築様式がミックスされた独特の雰囲気が魅力です。そんな歴史のある都市で、400年以上前に造られた美しい建築物を眺めながら、モトワヴァ運河をお散歩する猫さん。写真は友だちの姿を見つけた瞬間、反射的に進路を変更した瞬間をとらえています。
『世界の旅猫カレンダー2021』より
5月:チュニジア(チュニス)にて
モザイクタイルが貼られているのは絨毯店の屋上で、美しいグランドモスクを見せたいとお客を案内している。お店の猫は、涼しい曇りの日にここへ来て、低く飛ぶ鳥の姿を目で追っていたといいます。チュニスでとっておきの景色を見せてくれる、この猫ちゃんと出会えた日は、ラッキーかもしれませんね。
『世界の旅猫カレンダー2021』より
7月:ブルネイ(バンダル・スリ・ブガワン)にて
撮影場所はブルネイ川の水上にできた世界最大級の水上集落。建物や通路は全て水上に出た支柱の上に建っており、ここではねずみ対策のために猫が欠かせない存在なんだそう。水辺でじゃれ合ったり、たそがれたりしているだけの猫たちかと思えば、夜になると家の中でねずみ番を任される猫たちだった…。昼間は、こうして涼しい猫小屋で休んでいるみたい。
『世界の旅猫カレンダー2021』より
8月:タヒチ(ランギロア島)にて
南太平洋にあるタヒチの離島ランギロアの魅力は、ブルーからエメラルドグリーンに輝く海。そしてダイバーたちの楽園でもあるこの島の猫は、なんとサンゴ礁でできた島のリゾートホテルで暮らしている。にぎやかなグループは苦手だが、ひとり客を見つけるや、「寂しそうだな」と、話し相手になってくれるやさしい心を持った猫だったそう。
『世界の旅猫カレンダー2021』より
11 月:ギリシャ(ロドス島)にて
紀元前に造られたアクロポリスの丘を撮影しようとポイントを探していたら、突然猫が現れた。びっくりしたのと同時に続けて何枚か撮ったけれど、この最初の1枚には、「驚かせてやろう」という彼の気持ちが写っているようで、新美さんのお気に入りだそう。
『世界の旅猫カレンダー2021』より
12 月:ウズベキスタン(ウルゲンチ)にて
シルクロード由来の年代物工芸品を扱うお店は、まるでギャラリーのように美しい。緻密な織物や銅製品に見入っていると、お店の猫が目の前を通り過ぎ、シッポをふって「いらっしゃいませ、入り口はこちらですよ」と誘い込む、営業のうまい三毛猫なのだそうです。もしやこの猫は、お店のオーナーだったのかな?
新美敬子さんからのコメント
世界には、いろいろな環境で暮らす猫たちがいる。性格もさまざま。彼らは、日常の自然な姿を見せてくれた。もしもあなたに気持ちの乗らない朝があったなら、「猫ちゃん、行ってくるね〜」と、カレンダーの猫に話しかけてほしい。肩の力が抜けて、少し心が軽くなるかもしれない。このカレンダーが明るく1日のスタートを切るお手伝いができたらいいな、と思う。
カレンダーの特徴とは?嬉しいサプライズも...
このカレンダーの特徴は、6月と7月の間に大判ポスター(51cm×36cm)がとじ込まれており、8月以降にホチキスを外して飾ることができます。誕生月を見てワクワクしたり、大切な思い出や予定を書き込んだり、お気に入りの写真を飾れるのもカレンダーの楽しみ方ですね!
『世界の旅猫カレンダー2021』より
とじ込みポスターの絵柄/ポルトガル(リスボン)にて
リスボンの中心地でケーブルカーに乗り、終点で降りて小道に入ると静かな住宅地で一匹の猫に出会った。きっとパンを買いに出かけたおばあちゃんの帰りを待っているのかな?
世界中を旅して出会った猫たちを撮影することは、そう簡単にできないかもしれません…でも、代わりに世界中の猫に対する溢れる愛や想いが伝わってくるこの作品が、みんなの1年を素敵なものにしてくれるかもしれませんね。
書籍データ
タイトル:『世界の旅猫カレンダー2021』
定価:本体1,320円(税込)
壁掛型:(258×360mm)中綴じ・28ページ
発行:辰巳出版株式会社
発売日:2020年9月10日
著者紹介
新美敬子(Niimi Keiko)
愛知県豊橋市生まれ。愛猫4匹と暮らす、写真家、エッセイスト。30年以上にわたり年に数回、海外へ撮影旅行に出かけ猫と会う旅に情熱を燃やし続けている。代表作は、『ありがとう 猫が贈ることば』(辰巳出版)、『猫のハローワーク』(講談社文庫)、『マルタの猫』(河出書房新社)、『恋する猫さんぽ』(中央公論新社)、『わたしが撮りたい“猫となり”』(主婦の友社)ほか著書多数。
公式ブログ 新美敬子の『猫となり』
Twitter @st_Gatto/犬猫写真家 新美敬子