Shi-Ba
【Shi-Ba】キミがいてボクがいる MY DOG! MY STYLE!(その2)

【Shi-Ba】キミがいてボクがいる MY DOG! MY STYLE!(その2)

(Shi-Ba 2019年5月号 Vol.106より)

  • サムネイル: Shi-Ba編集部
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STYLE.2 榎本祐子さん & GIMA(ジーマ)

東北に犬連れOKのスポットを増やすべく、日々ママと一緒に活動する街の人気者

市内をゆったりと流れる広瀬川を眼下に見下ろしながら、暖かいサンルームでウトウトと舟をこぐのは、GIMA(メス・4歳)。宮城県で榎本さんご家族と暮らす黒柴さんだ。すでにご存知の方もいるだろうが、インスタグラムの世界ではなかなかの人気者だ。
「1日に1回、10枚くらい写真をアップします。1枚目はGIMAをかわいいと言ってくださるファンの方のために、2枚目以降はいろいろな情報などを載せることもあります」と話すのは、飼い主の榎本祐子さん。

東北に犬連れOKのスポットを増やすべく、日々ママと一緒に活動する街の人気者


愛犬のGIMAとは意思の疎通も完璧。毎日こまめに写真を撮っていることもあるのだろうが、祐子さんの指示を難なくこなすGIMAを見て、しつけの教室に通ったことはないか、思わず聞いてしまったほど。
「いろいろなしつけの本を読んで、そこからチョイスして教えました。実は私、小学生の頃、犬の訓練士さんになりたかったんです」

市民の憩いの場所、広瀬川の河川敷を散歩中

市民の憩いの場所、広瀬川の河川敷を散歩中。小さな体、愛らしい顔で、一見おとなしそうなイメージのGIMAだが、なかなかのオテンバ娘。草むらの中で飛び跳ねたり、高い岩の上に登ったり、祐子さんが追いつかないくらいの猛スピードで走ったり。とにかく元気!

当時、わざわざバスに乗って犬の訓練を見学に行っていたほどの犬好きだった。でも、犬と暮らすのは初めて。
「私の母が亡くなった後、息子が『犬を飼いたい』と言ったのがきっかけでした。それからすぐに東京のブリーダーさんに問い合わせまして、我が家にぴったりな子が見つかるまで3年かかりました」

インスタグラムでも人気者のGIMA

インスタグラムでも人気者のGIMA。さすが、モデルさん。洋服、着慣れてます。

柴犬を選んだのは長男の隆佑さん。小学校2年生の時に読んだ本で「柴犬が天然記念物」ということを知ってから、ずっと「飼うなら天然記念物の柴犬がいい」と言い続けていたそう。素敵な名前の由来は祐子さんの亡くなったお母様の呼び名が「ジーマー」(GrandMotherを略して)だったことから。

こうして榎本家にやってきたGIMAだが、愛らしい見かけによらず、野性的な一面をのぞかせることもある。
「散歩中に、セミやトンボ、チョウを捕まえることもあります」虫以外では、なんとネズミも仕留めたというから、昔ながらの猟犬の資質も兼ね備えた、まさに天然記念物だ。

見晴らしと日当たりが良いサンルームがGIMAの部屋

見晴らしと日当たりが良いサンルームがGIMAの部屋。取材の合間に自主的に休憩。

そんな元気いっぱいなGIMAは榎本家の末っ子的な存在。これからGIMAと一緒にやってみたいことは?
「東北地方は犬連れで遊びに行けるスポットがまだまだ少なくて。インスタグラムを始めたのも、『犬ってこんなにマナーがいいんだ』といろいろな方に理解していただきたいのがきっかけでした。公共の場で犬と一緒に行ける所をもっと増やしていきたいんです」

見よ! このジャンプ力

見よ! このジャンプ力。身体能力が高いのもGIMAの魅力の一つでもある。

有言実行の祐子さん。まずは近所のお店から1件、1件、迷惑がかからない範囲で犬連れでの入店がOKかどうかを相談していったそう。もちろんその際はGIMAも抱っこでお供した。行儀が良くて、人懐っこく、おまけにかわいいGIMAを見て、犬連れOKのお店が徐々に増えている。

祐子さんの夢は、GIMAという存在があってこそ実現するのだ。

How to keep【GIMAの場合】

洋服は何着くらい持っているの?

正確な枚数などを数えたことはないそうだが、祐子さんいわく「200着以上はあるかもしれません」。服の他にもサングラスやアクセサリーなど、様々なアイテムがある。

シートは常にきれいにしておいて!

トイレシートが汚れると、すぐに飼い主さんの所に「片付けて」と催促に来る。留守中に排泄した場合は、シートを裏返したり、たたんでいることもあるそう。

愛犬のずるいところを教えて!

隆佑さんと家で留守番している時、自分のベッドでずっと寝ていたのに、祐子さんが帰宅するといかにもずっと玄関で待っていたようなそぶりで出迎えることがあったとか。

今までで一番ヒヤッとしたことは何?

GIMAが1歳の頃、散歩中にリードが離れて大通りに出てしまった。幸い、信号待ちの車のタイヤにリードの持ち手が引っかかって止まったので無事捕獲できた。

GIMAが考える榎本家の序列

GIMAが考える榎本家の序列

祐子さんは生きるために必要な存在でゴハンをくれる人。お父さんの隆克さんは言うことを聞いてくれる存在。隆佑さんは一緒に遊んでくれる人と思っているそう。

Text:Hiromi Mizoguchi、Photos:Minako Okuyama

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