【坂上忍と愛犬リクとの実話が映画化！】作品に込めた思いと愛犬とのエピソードを語る
物語は、愛犬リクとの何気ない日常を通して、動物との幸せな時間や一緒に暮らすことの大変さを描く感動の実話ムービー。命の限り精一杯生き抜いたリクは、私たちの心に何を語りかけるのか…。そんな作品に込めた思いを、坂上忍さんにインタビューしました。
- 大橋 ぺっち
- 更新日：
「リクはよわくない」絵本がついに映画化！
東北被災地の幼稚園で読み聞かせをしたことがきっかけとなり生まれた絵本「リクはよわくない」。
そのストーリーがついに映画化され、2021年10月1日に公開されます！
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キャラクターデザインイラストは絵本に引き続きでイラストを担当した、お笑いコンビ「野性爆弾」のくっきー！さん。キャラクターには豪華な声優陣が集結！！
なんと主題歌には斉藤和義さんも加わり作品を盛り上げています。
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映画「リクはよわくない」の見どころ
あらすじ
リクが家に来て初めての写真
主人公の“ぼく”と４匹の兄弟、そして少し体が弱くとっても怖がりの子犬の物語。
子犬は“リク”という名前をもらい、5番目の兄弟として迎えられます。
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写真左手から、「ヨースケ、マルちゃん、ツトム、リク、そしてリクが“兄弟”と打ち解けるきっかけになった「パグゾウ」
臆病なリクにとって、生活の何もかもが怖さと不安でいっぱい。
そんな時に心を開くきっかけと温もりを教えてくれたのは4匹の兄弟たち。中でもパグゾウはリクのお世話係のように優しく寄り添ってくれたのです。
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兄弟たちとのコミュニケーションを通して徐々に犬社会を学んでいくリク。戸惑いながらもその中で芽生えるリクの“勇気”そして“仲間との信頼関係”に、生きるちからを学びます。
しかし、もともと体の弱いリクは次第に元気がなくなっていき…。
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作品から伝えたいこと
“命と向き合う”ということは必ずそこには“生と死”が関わってくるということ。
後悔や足りない部分というのは必ず出てきてしまうものだけど、その心を忘れずに、動物と暮らすことの難しさや喜び、大変さを伝えたい。
もしもかわいいなと思ったら、同時にかわいそうな動物もたくさんいること。そういう子たちを、大人はもちろん未来を担う子どもたちに知ってもらいたい。
これをきっかけに動物たちをかわいがってくださる“何か”になったら嬉しいと坂上さんはおっしゃっています。
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坂上さんへのインタビュー
PECO (以下――)
ーーリクくんと出会ったことで感じたご自身の変化はありますか？
坂上さんとリクの2ショット
坂上忍さん (以下略)
人間のエゴではなく、動物主導ということが基本。動物との向き合い方全てが変わりました。
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ーー兄弟のなかでもリクにとって、パグゾウはとても大きな存在だったのだと感じます。
坂上さんから見てそんなふたりの関係はどう写っていましたか。
パグゾウと一緒に歩くリク
相手を選ばず拒まないパグゾウの性格は、ボクが理想とするものでした。リクの傍にはパグゾウが付いていてくれると思うとボクも安心できました。
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ーー様々なバックグラウンドを持った動物たちと暮らしていますが、リクは坂上さんにとってどんな存在だったのでしょうか？
旅先での家族写真
それまでの子たちは、うまいことしつけができていたので僕も少し調子に乗っていたのかもしれないです。そんなボクの鼻っ柱を折ってくれたのがリクでした。
とはいえ、人間は自分の都合を優先する生き物です。わたしももれなくそういった部分は未だにありますが、リクへの贖罪の気持ちがあるからこそ自分よりも息子達、娘達を優先して、その責任を果たした上での「自分」という順序を守れています。
これはリクなくして行き着かなかったルールではないかと。
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ーー絵本や映画では自身のことを少年に置き換えて演出していますが、なにか意図があったのでしょうか。
未来を変えてくれるのは子どもだと思っており、大人のどうしようもなさを補ってくれるのも子どもたちです。
子どもたちが大人になり、そういう子を守ってくれるような活動をしてくれたら嬉しいな、というのは長いスパンでの希望です。
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ーーくっきー！さんといえば独特な世界観のある画を描くイメージですが、作画を担当してもらおうと思ったきっかけなどあれば教えて下さい。
最初は色々な作家さんの資料を頂いて検討していました。当然みなさんすばらしい方ばかりだったのですが、その時にくっきー！さんの名前が浮かんだんです。
くっきー！さんの人間性はボクなりに理解しているつもりなので、お任せできるかと思いお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
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ーー坂上さんが動物に惹かれる理由はなんですか
現在一緒に暮らしているコウタはサンタ。サンタは足に障害を持っているが、仲間と仲良く暮らしている。
子供のころから動物たちと一緒に暮らしていました。
ただ、小さいころはどこか無責任な飼い方をしてしまっていてきちんと面倒を看れなかったことが心残りでした。そんな後悔を、取り戻せなくても何かやり直すことはできないかとずっと思っていました。
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ーーさいごに、弊社のユーザーさんには動物を飼っているまたは興味のある人が多いですが、この映画を通して一番伝えたいこと。また、動物を飼っていない触れたことのない人へのメッセージなどあれば教えて下さい。
難しいことを言うつもりはありません。
人は動物と暮らすことを「動物を飼う」と言いますが、“命の重みはそんな簡単なことではない”ということです。
多くの動物の寿命は人間よりも短いので、人間は見送る立場になるわけですが、関わり方によっては後悔は全て自分に襲って来ます。
１００％の関わり方はないとしても、100％を目指すということが大事だと思うので、目指すためにも同じことを繰り返さないようにちゃんと忘れずに心にとどめ、きちんと“後悔”して次に繋げられる人になって欲しい、そう願っています。
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出典：坂上家のチャンネル | YouTube
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