猫のおしっこ臭。ちゃんとケアしたはずなのに、まだ残っている!?
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猫のおしっこ臭。ちゃんとケアしたはずなのに、まだ残っている!?

愛猫が車の中で粗相をしてしまった。きちんと掃除したはずなのに、まだ少しニオイが残っているような…?猫のおしっこのニオイはとても強いので、早めの対策と念入りなお手入れが大切です。ニオイ対策をご紹介します!

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猫のおしっこ臭は強烈

猫のおしっこには、フェリニンという物質が含まれています。この物質は、空気に触れると、チオールという物質に変化し、強烈なニオイを発します。ニオイが、なわばりの主張やパートナー選びのアピールになっていると考えると、強いのも納得ですが…。

ニオイケアは早めの対策が重要

愛猫の粗相場所を発見したら、早めの対策が重要になります。まずは、おしっこをきれいに拭き取って、換気しましょう。ニオイは、水拭きと乾燥を繰り返すと、少しずつ薄れていきますが、相手が相手だけに、特別な対策が必要です。プロのクリーニングにお願いする前に、自分で出来ることをやってみましょう。

熱湯や蒸気の力でニオイを分解

熱湯には、おしっこのニオイ成分を分解する働きがあります。熱湯をかけても心配のない部分であれば、試してみる価値はあります。熱湯をかける→少し冷めてから拭き取る→乾かす、を繰り返すことで、ニオイは軽減できます。スチームクリーナーがあれば、より効果的に消臭でき、乾燥の時間もずいぶん短縮できます。

洗剤でニオイとシミを除去

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洗剤が使える素材かを確認してから、台所用の中性洗剤などを使って拭いていきます。シミ対策にもなるのでおすすめ。ニオイが残っている場合は、塩素系の漂白剤を水で薄めて使ってみましょう。その後は、しっかり水拭きしてから乾かしてください。

クエン酸水の作り方と注意点

クエン酸を水で溶かしたクエン酸水も、ニオイ取りに有効です。水200mlに、クエン酸5gを溶かすだけで出来るので、とても便利です。ただし、クエン酸は酸性ですので、取り扱いには注意が必要です。塩素系漂白剤と混ぜると、有毒ガスが発生し、大変危険です。酸性のものと塩素系のものは、絶対に一緒に使わないで下さい。

重曹水で消臭

重曹には、ニオイ吸着する性質があり、水で溶かした重曹水もすぐれた消臭効果を発揮します。水100mlに、重曹5gが目安です。30度前後のぬるま湯を使用すると溶けやすくなりますが、65度を超えると、重曹が分解されて、アルカリ性が強くなります。肌トラブルを起こす可能性があるので、温度には気をつけましょう。

ミョウバン水で殺菌

ミョウバン水を用意しておくと重宝します。作り方は、焼きミョウバン15~20gを、500mlのペットボトルに入れ、水道水を満たして振り混ぜ、冷暗所に1~3日放置するだけです。液体が透明になれば完全に溶けた証拠、原液の完成です。冷暗所保存で、約1ヶ月もちます。使う際には、10倍程度に薄めて使用してください。

消臭に芳香をプラスして仕上げ

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粗相場所を徹底ケアしても、車内にニオイが漂っている場合があります。そんな時は、消臭・芳香剤の出番です。ポイントは「消臭効果」の高いものを選ぶこと。さらに、エアコン送風口に装着できるタイプのものであれば、車内全体に効率よく、消臭・芳香効果を行き渡らせることができるので、おすすめです。

簡単ニオイ対策で、愛猫とのカーライフをもっと快適に!

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