【犬の多頭飼い】犬の多頭飼の落とし穴や注意点!心構えは?
犬の多頭飼は簡単そうなイメージがありますが、実のところ難しい飼い方でもあります。多頭飼をする際に気をつけたいことなどに言及します。
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1.多頭飼の落とし穴
犬には犬の家族が必要か?
犬にとって一番の喜びは飼い主の愛情を受けることにあります。
ところが、多頭飼を始めた結果、先住犬が「愛されなくなった」と感じてしまうような場合があります。また知らない犬を構う飼い主の姿を見た先住犬は、飼い主を信頼しなくなってしまうことも。
先住犬が攻撃的であれば、新しい犬を攻撃してしまうケースもあります。逆に、新しくやってきた犬が先住犬を敵と認識し、意地悪など問題行動に走ってしまう事態も起こり得ます。
「犬の世界では絶対的な上下関係がある」
このことを念頭に置いてください。
犬にとって、一番嬉しいのは、飼い主さんの愛情を感じること。
それが、急に他の知らない犬が現れて、飼い主さんの気を引いてしまっては、もともといた犬は、飼い主さんへの信頼をなくしてしまっているかもしれません。
攻撃的なワンちゃんだったら、新しい犬に攻撃をしかけることもあるでしょう。
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2.多頭飼いで心がけること
「今までどおり」を心がけて
新しい犬が来たからと言って、先住犬の扱いを変えてはいけません。先住犬よりも新しい犬を優先してしまうと、前述したような「先住犬」の不信を買うことになり、トラブルの原因となってしまいます。
そこで「今までどおり」を心がけ、先住犬を安心させつつ新しい犬に家のルールもとい、「犬の上下関係」を教えていくことが大切になります。
例えば、
■ごはんは先住犬から食べさせる
■散歩は先住犬から
■遊びも先住犬優先
■犬同士が喧嘩したら新しい犬を叱る
というように、「先輩犬の方が偉い」ことを前提に振る舞ってください。こうすることで新しい犬は「先住犬の方が位が高い」と学習し、先住犬に服従するようになります。こうなれば犬同士の地位喧嘩が起きる可能性も低くなるはずです。さらに先住犬が新しい犬をいたわるような場面に遭遇するようになるかもしれません。
1匹ずつとの時間を作る
犬にも独占欲があります。今までずっと独り占めできていたのに、ある日突然新しい犬がやってきて独り占めできなくなった。このストレスはとても大きいものです。ですので、先住犬のために「独り占めの時間」を作ってあげることが大切です。
一日数分でもいいので、先住犬だけとコミュニケーションをとる。もちろん、新しい犬にも「独り占めの時間」を作ってあげましょう。「特別な時間」をそれぞれ作ることで、犬たちのストレスは軽減されるはず。
また逆に、犬同士を一緒に扱い続けた結果、依存関係が構築されてしまい、何をするにも相棒がいないとだめという状態になってしまう危険があります。
結びつきのバランスを考え、つかず離れず、関係をコントロールする。それが飼い主の大きな仕事です。
犬同士のやり取りを見守る
犬同士の関係は飼い主がすべてコントロールしないといけないわけではありません。
犬同士遊びあいじゃれ合いながら互いの立場を確認していく。そういったケースもあります。ですので、犬同士がじゃれ合う・喧嘩しているような場合でも、よっぽど本気でやりやっている場合を除き、見守ってあげることも大切です。
最後に
犬同士のコミュニケーションを見守りつつ、飼い主が新しい犬に上下関係とルールを教える。これを心がけることで多頭飼におけるトラブルは軽減されるはず。
先住犬を尊重することを念頭に置き、ゆっくりと慣らしてあげたいですね。