猫が前足で足踏みしてるのはどういうとき?
猫は、ときどき前足2本で足踏みをしていることがあります。毛布なんかの上で、足を交互に踏み踏みしていますよね。これは、いったいどうしてなのでしょうか。
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猫と一緒にリラックスした時間を過ごしているとき、猫が毛布や服を両手でもむような動きをしたことはありませんか? あれは猫の行動の中でもよく見られると言われていますが、どのような意味があるのでしょう。猫の足ふみについて解説していきます。
1.猫が両足で足踏みする!
猫は、飼い主さんが座っているところや、敷いてある毛布に対して、前足を交互に上げ下げして足踏みをするような動作をすることがあります。ゴロゴロと喉を鳴らしながら踏んでいることもあるようです。しかし、よく見ると、踏んでいるのではなく、爪を立てて揉んでいるという行動に近いことが分かります。
見られるタイミングは様々で、飼い主さんが近くにいなくても、毛布やクッションがあればする子もいるようです。他にも、同居している猫がいる場合は、その猫に対してもすることもあります。このような行動をする理由は、子猫だったころの名残と言われています。
2.猫はお母さん猫を思い出している!
■母猫からおっぱいをもらうために前足で押していた
■足踏みをしているときは母猫を思い出している
■飼い主さんに足踏みをするのは愛情のサイン
猫が足踏みをしている動作は、猫が子猫の頃、お母さん猫からおっぱいをもらうときに、出やすくするために前足を押しつける動作と同じです。特に、離乳前に母猫と離され、飼い猫として飼われている猫ほどこの行動を起こしやすいようです。
つまり、猫は足踏みをしているとき、お母さん猫を思い出して、とてもリラックスしているということなんですね。
猫が飼い主さんに対して足踏みをするのは、猫が「飼い主さんを大好き」だと思っているサインです。飼い主さんのことを母猫と同じような存在だと認めていて、一番リラックスできる場所だと思ってくれているのです。
最後に
意味を知らないと不思議な行動に見えてしまう、猫の「足踏み」ですが、その裏には飼い主さんへの最大限の甘えと信頼の気持ちが隠されていたんですね。もし猫が足踏みをしてきたら、その時は目いっぱい甘やかしてあげてください。