犬に会いに行こう! 譲渡会で犬を引き取るためには
出典 : Okssi/Shutterstock.com

犬に会いに行こう! 譲渡会で犬を引き取るためには

新しい飼い主を探している犬たちと出会える譲渡会。譲渡会に行く前に知っておきたいポイントと、各地の譲渡会情報を紹介します。

  • サムネイル: PECO編集部
  • 更新日:

譲渡会とは?

捨て犬や保護犬など新しい飼い主を探している犬たちと、犬の里親になりたい人との出会いを目的として開催されるのが譲渡会です。自治体の保健所(動物愛護センター※)や、民間の動物愛護団体の中には、定期的に譲渡会を開催しているところも多いです。困っている犬たちがいることを知ってほしいと、あえて人通りの多い駅前広場などで開催されることもあるので、目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

これから犬を家族に迎えたいと考えている人はぜひ、ペットショップなどから仔犬を購入する以外にも、飼い主を求めている犬の里親になるという迎え方も検討してみてください。
興味のある人は、まずはお近くの譲渡会情報をチェックして、新しい飼い主を探している犬に会いに行ってみましょう。

譲渡会に行く際の注意点

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

David Tadevosian/Shutterstock.com

譲渡会に行く前に知っておきたいポイントを、いくつか紹介します。

譲渡会で里親を探しているのは成犬が多い
ペットショップで売られている仔犬はとても愛らしいですが、仔犬の期間はほんのいっとき。基本的なしつけが済んでいる、その犬ならではの性格が分かるなど、成犬から飼うからこその良さもあります。

無条件に引き取ることはできない
里親を探している犬の中には、飼い主に捨てられたり、虐待されたりした経験を持つ犬たちもいます。新しい飼い主の元では安心して生涯を過ごせるように、里親には犬のお世話ができる時間的、経済的なゆとりはあるか、犬を飼える住宅環境かどうか、もしもの時に犬のお世話を頼める人はいるか、などの条件が設けられています。実際に犬を引き取る際には、誓約書など書類の提出も必要です。

数千円~数万円の手数料が必要
犬の保護や日々のお世話にはお金がかかります。犬を引き取る際は、予防接種代や運搬費用として手数料を支払う場合が多いです。金額は自治体や動物愛護団体によって異なるので確認しましょう。

事前の予約や、講習会の参加が必要な場合も
たくさんの人に足を運んでもらうために、予約を必要としない譲渡会もありますし、会いたい犬を連れていけるようにといった理由で、事前予約を必要とする譲渡会もあります。また、自治体主催の譲渡会に参加する場合には、事前に飼い方などについての講習会に参加することが義務付けられていることもあります。

トライアル期間があることも
犬を引き取る前に、1週間程度のトライアル期間が設けられていることもあります。実際に犬と一緒に暮らしてみると、犬の性格や相性も分かりますし、犬を飼うことについても改めてよく考える機会になるでしょう。

譲渡会から犬を引き取る際に限ったことではありませんが、犬を迎える前には、家族全員が犬を迎えることに賛成しているか、家族に動物アレルギーの人はいないか、犬が年をとって病気になってもお世話ができるか、もし自分や家族が病気になった時に犬のお世話を頼める人はいるか、などをしっかり考えておくことが大切です。

各地の譲渡会情報

お近くで開催される譲渡会の日時や場所を知るには、まず自治体の保健所(動物愛護センター※)の情報を、サイトや市報などでチェックしてみましょう。
譲渡会のお知らせや、保健所から犬を引き取って譲渡会を行っている動物愛護団体が紹介されているはずです。

都合のあう譲渡会が見つかったら、ぜひ出かけてみてはいかがでしょう。

※保健所の中で犬や猫などペット業務を行っている施設。動物愛護センター、動物指導センター、動物保護センターなど、自治体によって名称が異なりますので注意してください。

内容について報告する