バナナはウサギに与えるべきではない果物です

ウサギは、バナナを好んで食べるという話をよく聞きますがバナナには多くの糖質が含まれているため、与えるべきではない果物です。

  • サムネイル: PECO編集部
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ウサギにバナナを与えるべきではない理由

本来、草食動物であるウサギの主食は牧草です。牧草でたっぷりの食物繊維を摂り、補助的にペレット(ウサギ用のフード)や少量の野菜を与えます。
バナナの成分には糖質が多く含まれており、その糖質はウサギにとって必要な栄養素ではありません。
バナナは、7割以上が水分で、栄養成分の大半は糖質など炭水化物です。糖質はウサギにとって必要な栄養ではありません。糖質を多く含み繊維の少ないものを食べると、腸内細菌のバランスが崩れ、消化不良を引き起こす他、毛球症などの病気にかかったりするおそれがあります。ウサギに与えてはいけないものとして、パンやお菓子、さつまいもなどが挙げられるのはそのためです。

バナナ自体は、ウサギに害がないといわれていますが、結果的に病気を招く危険もあるため、与えない方がいいといえるでしょう。

ウサギに与えるおやつ・補食について

ウサギには主食として牧草を与えるほか、補食としてペレットフードを体重の10%~20%ほど与えます。

それ以外に、コミュニケーションツールとしてどうしてもおやつを与える必要がある場合は、普段与えているペレットフードや、甘くない葉野菜や炭水化物含有量の低いフルーツ、もしくは根菜を少量与えるといいでしょう。

また、おやつは毎日ではなく、上手にお留守番ができた日に与えるなど、ご褒美としてあげるのもよいですね。ウサギにおやつを与える際は、適切な食事管理のためにも、与えた食べ物の種類と量を日誌に記録しておくことをおすすめします。

バナナなどのフルーツに限らず、人間用の食べ物の中には、ウサギに与えてはいけない食べ物がたくさんあります。おやつを選ぶ際には安全性を最優先に考えて、大切なウサギの健康を守ってあげてください。

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