生まれてから10ヶ月の子猫の体重について!

生まれてから10ヶ月の子猫の体重について!

子猫も生まれてから10ヶ月が経つと、人間でいう16歳から17歳程度にまで成長するといわれます。やはり飼い主ならば、しっかり成長しているか気になりますよね。生後10ヶ月目の子猫の体重についてご紹介します!

  • サムネイル: PECO編集部
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子猫の体重について

10ヶ月目の体重を中心に、猫の体重についてご紹介します。

生後10ヶ月の子猫の体重は2kgから4kg前後

ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンなどの大型の種類を除き、生後10ヶ月の子猫の平均的な体重は2kgから4kgほどのようです。

この頃になると、子猫も体格の上では大人の猫とあまり変わらないほどに成長します。また個体差はありますが、多くのオス猫には生殖の機能が備わり、メス猫は初めての発情期を経験します。早熟なメスなら5ヵ月から8ヶ月程度で発情期を迎えることもあります。

一般的な猫の平均体重は3~5kg

大型種を除く、一般的な成猫の平均体重は3kgから5kgです。

個体差はありますが、体重が5kgを超えていたり、おなかの下の方がたるんでいる場合は肥満が疑われる場合があります。

体重の増加はそれぞれの子猫で違う

猫の大きさはその種類はもちろん、性別(一般的にオスのほうがやや大きい)や血統、成育歴などによってそれぞれ異なっていきます。

同じ年齢の2匹の猫が全く同じ餌を食べていても、1年後の体重は全く違っていた、ということも少なくありません。

猫は1歳の体重が理想体重!

成長が遅い大型種を除き、猫の理想体重は1歳の誕生日の時の体重であるといわれています。このころの体重を記録して残しておくと、成長した後の健康管理に大きく役に立ちます。また、その頃にちょうど動物病院で診察を受けていれば、体重の記録が残っている可能性があります。必要になったら、獣医さんに聞いてみるとよいでしょう。

肥満のチェック方法

将来、肥満のチェックは必ず必要です。

肥満は、糖尿病などの様々な病気を引き起こすので注意しましょう。

理想体重の120%以上は肥満

猫における肥満とはどういった状態でしょうか。肥満とは、おおむね「体重が理想体重の120%を越えている状態」を指します。すなわち、猫の肥満度を考える際は理想体重が鍵となってきます。

ただ、個体差があるためこれは肥満の基準値とはなりえないケースも多いです。そのため、次に紹介するボディコンディションスコアを行うことで肥満の判定を行います。

ボディコンディションスコアでチェック

人間の場合であればBMIなどの肥満を判定するための汎用性の高い基準値や計算式があるのですが、猫の場合は残念ながらこのような明確な基準は今のところ存在しません。

そのため、猫の体を触ることにより脂肪のつき具合を確認するボディコンディションスコアといわれるやり方で、肥満の度合いをはかっていきます。これは猫のみならず犬、あるいは牛や馬など様々な動物にも使用されています。

ボディコンディションスコアのやり方

・肋骨(肋骨に簡単に触ることはできるか)

・腰(触ってみて脂肪がついているか)

・体型(腰にくびれはあるか、おなかはたるんでいないか)

ボディコンデションスコアの方法については、以下のリンク先の表でご参照いただけます。

簡単なチェック方法ではありますが、どうしても主観的になるので正確に判定を下すのは難しいものがあります。判断に迷う場合はやはり獣医さんに連れて行ってあげるのがいいでしょう。

猫のダイエット方法

肥満だとわかったらすぐにダイエットを始めましょう!

成長期が終わるまでダイエットは厳禁

「太ってきたかも」「餌のあげすぎ?」と思っても、成猫になりきるまではダイエットは禁物です。成長期までは多少は太り気味になっていても決して問題はありません。

成長期に必要な栄養が不足すると、大人になってから深刻な病気を招く危険があるので十分に注意しましょう。

ただし、子猫でもあまりにお腹が出ていたり、または多飲多尿、ご飯を際限なく食べる、または一切食べない子は病気の可能性もあるので、一度獣医さんにチェックしてもらった方が安心かもしれません。

ダイエットは焦らずゆっくりと

猫の体重は人間のおよそ10分の1ほどです。ですので、人間と同じような感覚でダイエットを行うのは厳禁。ゆっくりと時間をかけて体重を落としていくことを心がけましょう。

ダイエットの基本は食事管理!

気まぐれな猫は、犬と同じように運動によるダイエットをしようとしてもうまくはいかないことが多いようです。そのため、もちろん運動も重要なのですが、中心となるのは食事管理によるダイエットです。

ダイエットの際は、低カロリーでも必要な栄養を十分に取ることができる減量用の食事を与えましょう。

最後に

生後10ヶ月は時期的にほとんど大人の体になってきています。
子猫らしさが徐々になくなり、大人の階段を徐々に上っている状態。
長生きしてもらうためにも、健康管理はしっかりしてあげたいですね!

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