猫砂が飛び散って大変! 猫砂が飛び散る理由と対処法
猫を飼っている人の中には、床にトイレの砂が飛び散って掃除が大変! とお悩みの飼い主も多いのではないでしょうか。猫が猫砂を飛び散らせてしまうのには理由があります。この理由を知り、正しく対策すれば、飛び散りを軽減することができるかもしれません。ここでは、猫砂の飛び散り防止の対策について説明します。
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まずは猫砂を見直そう
猫が猫砂を飛び散らせてしまう場合は、まず使用している猫砂を見直しましょう。
猫は排泄物のニオイを隠すために、猫砂をかき寄せる習性があります。この時、猫砂が軽いと、かき寄せた時にトイレのふちを乗り越えて床に落ちてしまいます。また、猫の肉球に猫砂が付着し、トイレから出たあとでポロリと落ちてしまうことも。これも、猫砂が軽い、あるいは肉球に付着しやすい素材である場合によく起こります。
このような理由で飛び散りが発生している場合は、猫砂を「重めの大粒の猫砂」に変更してみるのが有効でしょう。重めで大粒の猫砂なら、かき寄せてもトイレのふちを乗り越えることがなく、足の裏にくっついてトイレの外に出てしまうことも減るはずです。
それでもまだトイレの外に猫砂が飛び出してしまう場合は、転がり防止用の猫砂を使用していれば、猫砂が部屋中にコロコロと転がっていくことがありません。転がり防止用の猫砂は、平べったい豆のような形をしており、床に落ちても遠くまで転がらないので、お掃除が格段に楽になります。
砂取りマットを活用しよう
肉球に猫砂が付着してトイレの外に出てしまう場合は、トイレの外に砂取りマットを置いて、マット上で猫砂を落とさせる方法も有効です。砂取りマットは人工芝のような素材でできており、上を歩くことで肉球に付着した猫砂を落とすことができます。ただし、猫が砂取りマットを気に入らなかった場合、トイレからジャンプしてマットを飛び越えてしまい、かえって飛び散りがひどくなってしまうケースもあるようです。また、トイレ環境の変化を嫌がって排泄を我慢してしまう猫もいるため、砂取りマットを設置した後は、しばらく様子を見るようにしましょう。
トイレの形状を変えてみる
最終手段として、トイレの形状を変更してみるのもおすすめです。たとえば、前足で猫砂をかき出してしまう猫の場合、トイレのふちが高めになっているものに変え、なるべく猫砂が外に出ないように対策してみましょう。肉球に猫砂が付着して落ちるタイプの猫には、ドーム型になったトイレが有効かもしれません。トイレがドーム型になっていると、猫はゆっくり慎重に出入りするようになります。出入りのスピードが遅くなると、肉球についた猫砂がトイレ内で落ちやすくなり、飛び散りが軽減されます。
あるいは、猫が汚れて古くなったトイレを不快に感じ、ジャンプするようにトイレから飛び出しているために、猫砂が飛び散っているケースも考えられます。この場合は、トイレ自体を新しくしてあげることで飛び散りが軽減される可能性があります。
トイレの猫砂の飛び散りは、多くの愛猫家にとって悩みのタネです。特効薬はありませんが、いろいろな方法を試して、愛猫に合った対処法を見つけましょう。
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