愛犬にオーダーメイドの洋服を! 服型紙から作る簡単手作り洋服
型紙から愛犬の洋服が作れたら楽しいですね。手作り洋服のメリットと注意点を紹介します。
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手作り洋服のメリット
毛の長い犬の場合は外出の際の抜け毛予防に。毛の短い犬の場合は寒い季節の防寒着として。雨の日のレインコートなど、必要に応じて使い分けたい犬の洋服を型紙から手作りしてみませんか?
手作り洋服のメリットはいくつもあります。
1.型紙が1枚あれば、アレンジ自在
作り方を覚えてしまえば、布の素材や柄を変えるだけでいろいろなアレンジができるのが手作り洋服の魅力。クリスマスには赤、お正月には和柄と布を変えるだけでも雰囲気を出せます。イニシャルを刺繍したり、レースやワッペンをプラスしたり・・・ちょっとした工夫を添えて「世界で1着」を作るのも楽しいですね。
2.リーズナブル!ただし制作時間はカウント外
小型犬の洋服なら端切れとして売っている布でも作ることができるし、着なくなったTシャツなどをアレンジすることもできます。お裁縫初心者の場合は、予想より時間がかかってしまうかもしれませんが、愛犬が着ているシーンを想像しながら、ぜひ作る過程も楽しんでみてください。
3.愛情たっぷり、オーダーメイド
市販の洋服はデザインやサイズ展開が限られますが、手作りなら飼い主の洋服とトーンを合わせたりすることも可能。愛犬のサイズを測って型紙を調節することで、体にぴったりしたオーダーメイドの洋服を作ってあげることができます。
手作り洋服の種類と作成方法
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手作り洋服の種類
◆コート、ポンチョ
チワワなど毛の短い犬と出かけるときに、防寒着として使えるケープ状のコート。平面的な作りなので、お裁縫初心者でも比較的ラクに作れます。切りっぱなしで使えるフリース素材なら、さらに簡単。はっ水加工の布を使えば、レインポンチョにアレンジもできます。
◆エプロン
ダックスフンドなど足の短い犬の雨の日や雨上がりのお散歩には、泥よけになるエプロンがあると便利。エプロンも平面的な作りなので、初心者でもチャレンジしやすいです。
◆タンクトップ・ベスト
防寒や抜け毛予防に使い勝手のいいタンクトップ。前身頃と後ろ身頃を縫い合わせて作るので、「お洋服を作った!」という達成感もありながら、袖つけがないので最初の1着にもおすすめです。
前開きのベストタイプもあります。
◆ワンピース
タンクトップのすそにギャザーを寄せた布を足して、ワンピース風にアレンジも可能です。
◆Tシャツ
袖つけが必要なTシャツは、少しレベルが高くなります。お洋服作りに慣れたら挑戦してみてください。
用意するもの
・型紙
・薄紙
・布
・糸
・縫い針/マチ針
・チャコペン
・裁ちばさみ
・定規/メジャー
・ミシン(あれば)
型紙の使い方
型紙を何度も使えるように、そのままカットせず、薄紙に写して使います。線に添ってカットした薄紙を布の上に置いてマチ針で留め、縫い代をとってチャコペンで布に線を引き、カットします。
愛犬の洋服を作るには、特別な道具は必要ありません。小学校の家庭科で使った程度の裁縫道具があればOK。布の端はジグザグミシンで処理するのがラクですが、三つ折りやバイアステープで処理する方法もあります。小型犬の洋服なら、手縫いでも挑戦できるはず。
注意点
デザインだけで選ばず、作り方をチェックして
型紙を無料でダウンロードできるサイトもありますが、自宅にプリンターがない人もいるのでは。それに、作り方が分からないと型紙だけ用意できても困るものです。
そこで、初めて愛犬の洋服を作るなら、型紙つきの本を1冊購入するのもおすすめ。お裁縫初心者はできるだけシンプルな作りの洋服で、布の端の始末やサイズ調節のしかたなども載っている本を選ぶといいでしょう。
型紙だけを購入するのはどちらかというと上級者向けですが、中には動画で作り方を紹介していたり、基本的な質問にもQ&Aで丁寧に答えてくれたりする販売サイトもあるので、きっと愛犬にぴったりのお洋服を作り上げることができるはずです。
サイズの確認・調節を忘れずに
この洋服を作ろうと決めたら、愛犬のサイズに近い型紙を選んで調節する必要があります。小型犬用、ダックスフンド用など細かく種類分けされている型紙でも、首回り、胴回り、着丈は一度愛犬のサイズを測って確認しましょう。
ぴったりの型紙が1枚用意できればいろいろなアレンジが楽しめるので、オーダーメイドのお洋服作りを存分に楽しんでくださいね。